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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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雲仙天草国立公園

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2015年04月01日フォトコン年間グランプリ決定しました!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

毎日寒かった雲仙も、ぽかぽか日和になりました。

少しずつ草木の花々が咲き始め、野鳥の様々な声に癒やされます。(以前、温泉街を散策されていた観光客の方から「今聞こえている鳥達の声は、録音ですか?」と聞かれたことがある程です。^^)

豊かな雲仙の自然環境の中で昼休み、ぽけ~('_')とするのが、最近幸せな瀬戸口です。

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(▲寒色の冬山にポッと黄色い明かりが灯りました♪

  油分いっぱいアブラチャン!薪として燃えます!)

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そんな、ぽかぽか雲仙事務所から、熱々なお知らせです!

ついに「島原半島の魅力~雲仙岳百景~フォトコンテスト」のグランプリが決定いたしました!このフォトコンテストでは、360度いろんな角度から見える、雲仙岳を中心とした島原半島の魅力を伝えよう!という目的がありました。

昨年の6月から開始した、フォトコンテスト。半島内の方々、長崎県内の方々、そして対岸地域の方々(熊本県・佐賀県・福岡県・鹿児島県等)から沢山のお写真を、ご応募いただきました。

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1枚1枚のお写真には、ご応募頂いた方々1人1人の思いがあり、

「雲仙岳の様々な恵みがいっぱいの島原半島の魅力を、沢山の方々に伝えたい!」

「対岸地域からみる雲仙岳の風景に、毎日癒やされています!」

「噴火災害で移住を余儀なくされ、当時は山を見るのが辛かったが、

日が経つにつれ、快晴時の雲仙岳の姿には、暗い記憶を払拭してくれるように思えます。」

と、雲仙岳に様々な思いが寄せられていることが判明し、受付を担当していた私も日々胸いっぱいになりました!

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計330名、1171作品のお写真のうち、毎月選定された月間賞受賞作品など、計22枚の美しいお写真について、島原半島3市長をはじめとした記念事業実行委員会のメンバーによる厳正なる審査が行われました。

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(▲記念事業実行委員会による、年間グランプリ選定の様子)

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結果、年間グランプリに輝きましたお写真はこちらです!

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日本らしい貫禄ある、雲仙岳シルエットのお写真!

日本を代表する富士山のようなシルエットに、冠雪の美しい雲仙岳のお写真です!

(実は、雲仙岳と富士山の意外な共通点があります!国指定文化財の特別名勝(めいしょう)と、国立公園との両方に指定されている日本の山は、実は富士山と雲仙岳のみなのです!)

グランプリおめでとうございます!

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今回のフォトコンテストを通して、雲仙岳を優しく見守って下さっている方々が県内外、沢山いらっしゃることが分かりました。

自然が好き、写真が好き、対岸から見える島原半島の風景が好き、、、応募して下さったきっかけはそれぞれあるかと思いますが、雲仙岳を、日頃生活の一部のように、身近に思って下さる方々が県内外に沢山いらっしゃることが、雲仙岳の一番大きな魅力ではないかと密かに思っています^^!

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フォトコンテストにご協力頂き、どうもありがとうございました!

沢山の方々の思いが、詰まりに詰まったお写真を今後web写真集として公開予定です♪

完成いたしましたら、改めてご報告いたします!

(ご参考:<http://kyushu.env.go.jp/pre_2014/0611a-2.html>)

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2015年03月03日4地区パークボランティア交流会に参加してきました!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙事務所の瀬戸口です。

まだまだ寒い雲仙ですが、先日事務所の窓越しから「ホー、、、ホケキョ♪」との声が!

雲仙事務所のカレンダーには、「ウグイス初鳴き」を書き書き。少しずつ雲仙にも、春が近づいているようです( ˙▾˙ )

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さて先月の2月21日・22日に、西海国立公園(佐世保市〜平戸市)においてパークボランティア(以下PV)交流会を行いました。PVとは、沢山の方々に国立公園を楽しく利用していただけるよう、活動しているボランティア団体です。今回は、ほんの一部ですが、交流会で紹介された各地域のPV活動をお伝えします!

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まずは、平戸・九十九島PV。西海国立公園は、200以上の島々からなる美しい海の景観が魅力です。(島の数は、平戸・九十九島PVの皆さんが調べた結果だそうです!)しかし、一方では沖合から流されてくる漂着物のゴミ問題もつきものです。平戸・九十九島PVでは、漂着物清掃活動に取り組まれています!軽トラックの荷台に収まらないくらいの漂着物が紹介されていました。ゴミの中には、海外の文字が表示されているものもあるそうです。

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(左:両手に抱えきれないほどの漂着物 右:平戸・九十九島PVみなさん)

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次に、阿蘇PV。草原の美しい風景が続く阿蘇くじゅう国立公園。その美しい草原風景は、人の手が入り守られています。阿蘇PVでは、その美しい景観の魅力を沢山の方々に伝えたいと、自然観察会を行ったり、野焼きボランティアのサポートを行ったりしているそうです!

阿蘇の自然景観やPV活動の詳細については、阿蘇事務所の田上AR、藤田ARの日記をご覧下さい! ⇒ http://kyushu.env.go.jp/blog/aso/a-aso/index.html


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次に雲仙天草国立公園の相方の天草PV。雲仙天草国立公園は、水陸の景観美が魅力です。天草PVでは、自然観察会の実施や、毎年人出の多い海水浴場などで海辺の清掃活動・マナー呼びかけを行っています。平成元年から発足した天草PV。4地区の中では1番長く活動している会なのです!

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(左:海岸清掃活動天草クリーンキャンペーン  右:自然観察会)
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最後に雲仙PV。国立公園「雲仙」指定80周年事業のイベント支援・広報活動や、清掃活動などに取り組んでいます。雲仙PVの活動の詳細については、雲仙の前回までの日記をご覧下さい! ⇒ http://kyushu.env.go.jp/blog/unzen/a-unzen/index.html
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各地域で自然の特色などは異なりますが「いろんな人たちに、国立公園を楽しんでもらいたい!」と思う気持ちは、どの地域のPVさんも変わらないように感じました!

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(左上:宇土から眺める島原半島シルエット 右上:仁田峠から眺める天草諸島

左下:阿蘇草千里の赤牛と草原風景    右下:九十九島を彩る夕景美)

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島原半島から眺める、九十九島まで繋がっていそうな真っ青に広がる海と、海越しの熊本(阿蘇・天草)の風景。交流会が終わってから眺めた際、いつも見ていた風景が、沢山の人達に支えられ、保たれていると思うと、一味も二味も違うように感じました。

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沢山の方々の思いが詰まった九州の国立公園に、みなさまのお越しをお待ちしております!

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2015年01月14日雲仙岳・島原半島の一押し風景【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 アクティブレンジャー 瀬戸口

あけましておめでとうございます。雲仙の瀬戸口です!

本年もよろしくお願いいたします!

連日当たり前のように表示される氷点下の気温に、1日100回くらい「寒い(><)」を

連発しておりますが、寒いからこそ見られる冬の芸術作品を見たくて、ウロウロ歩きまわっております!
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(地獄の噴気に負けません、真っ白くなったけどアカマツです♪)
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さて、今日は島原半島の美しい景色の紹介です。私も日記で"島原半島は三方海に囲まれて・・・"という表現を、ちょこちょこ使っていますが、海に囲まれているからこそのおすすめの景色を紹介いたします!
(現在募集中の「島原半島の魅力~雲仙岳百景~フォトコンテスト」の応募作品から)
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(左上:飛行機から眺める島原半島、右上:仁田峠第二展望所から、

左下:南有馬町白木野の棚田、右下:妙見岳途中の登山道から)

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海は広い~な~♪大きい~なぁ~♪の歌のとおり各方面の海の美しさを実感します。

快晴時や霞が少ない日には、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県まで見渡せるのです!今までラッキーな日には、モクモクと上がっている阿蘇山や桜島の噴煙が見えました!


・・・ということは、逆転の発想をすると・・・各県から雲仙岳が見られるかも・・・?

そうなんです!見えるんです!

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各地から雲仙岳のぽっかり浮かんで、雲仙岳・島原半島が見られます!

海の真ん中にヒョイ!と顔を出してくれる姿が見られるは、島原半島のもう一つの魅力です^^
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(左上:天草沖のイルカウォチング船から、右上:熊本県宇土半島から

左下:諫早市白木峰から、右下:佐賀県太良町から)
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島原半島内で見られる美しい風景の魅力に加え、半島内から海、そして対岸を眺めるパノラマの魅力、

そして対岸から眺められる海と島原半島のセットの魅力。島原半島に旅行する方々は、この3つの魅力が楽しめるのです!

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三方海に囲まれた島原半島ならではの魅力を今後も探し続けます^^

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2014年12月25日フェスティビタス・ナタリスで展示してきました【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙事務所の瀬戸口です!

事務所周辺も冷え込みが厳しく、ブルブル毎日震えていますが、島原半島ならではの異なる泉質の温泉 (塩化物泉、硫黄泉、炭酸泉など)が楽しみで「どこの温泉に入ろうかな~♪」と考えているうちに寒さを忘れる、そんなジオの恵み(大地の恵み)を感じる毎日を過ごしています^^

さて、先日のパークボランティア(PV)活動では、フォトコンテストの審査協力と国立公園「雲仙」指定80周年&島原半島世界ジオパーク認定5周年記念の南島原市のイベント"フェスティビタス・ナタリス"での展示・広報を行いました。

午前中のフォトコンテスト審査協力は、諏訪の池ビジターセンターの一室にて行いました。100枚以上の応募写真を1枚1枚、PVの方々にご覧頂き、「感動して島原半島に行ってみたくなるかどうか」を判定して頂きまます。

その日の諏訪の池越しの雲仙岳の姿は、雪化粧で勇ましく、いつもよりイケメンのように感じました!雲仙岳が大好きなPVの皆さんもカメラにおさめられていました^^
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(諏訪の池越しの雲仙岳)

午後からは、南島原市のイベント"フェスティビタス・ナタリス"に参加しました。

このイベントは、戦国時代に日本で初めて北有馬町に設立されたキリスト教の学校「有馬セミナリヨ」で行われていたとされる、クリスマスイベントを再現したもので、その当時にタイムスリップしたような心暖まるイベントなのです!
会場ではPVの皆さんと、フォトコンテストの受賞作品の展示紹介やチラシ配布を行いました。

当時の南蛮料理を再現したもの(パエリヤ)や、北有馬町の農産物で作った美味しいものを頂きながら、約30mの巨大クリスマスツリーの下、広報活動しました。

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(左上:南蛮料理、右上:ステージ看板、左下:展示ブース、右下:巨大クリスマスツリー)

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日が落ちると、当時の南蛮の衣装で着飾った南蛮行列が町を練り歩き、PVの皆さんと後ろを歩きました。

南蛮行列の中には、武士やセミナリヨの生徒など、和洋の様々な格好をされた方がいました。

行列の先頭には、当時のキリシタン大名・有馬家の27代目当主(京都ご在住)を発見しました!

(南蛮行列の様子)

島原半島ならではの異国文化が花開いた戦国時代のクリスマス気分を味わいました♪

後日、フォトコンテストにご応募頂いた方から「フェスティビタス・ナタリスの展示を拝見し応募しました。」と、お手紙を頂きました!

とても嬉しく、やりがいに繋がる1日になりました!

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