アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

国境の島　対馬

2025年05月23日

対馬比嘉　洋太

はじめに

皆さん、はじめまして！今年度より対馬自然保護官事務所厳原事務室にアクティブレンジャーとして着任しました、比嘉と申します。
AR日記を通して、対馬の自然や生き物に関する情報や厳原事務室の活動の様子を発信していきたいと思いますので、よろしくお願い致します！
今回は、初めてということもあり私が日々駆け回っているフィールド「対馬」について皆さんにお伝えできればと思います。

国境の島　対馬

対馬はどこにある？

対馬は、長崎県に属する島で、九州最北端に位置し、韓国の釜山までわずか約50kmの国境の島です。
対馬は上島と下島に分かれており、私の勤務する厳原事務室は下島に位置しています。

対馬の生き物

島内には、対馬ならではの生き物が数多く生息しており、独特の生態系が築かれています。その特異な生態系により、
白嶽などの山岳、鰐浦ヒトツバタゴ自生地などが国の天然記念物に指定されており、また浅茅湾や龍良山などが壱岐対馬国定公園に指定されています。
毎月の調査中にも様々な生き物との出会いがあります！

対馬の景観

対馬は約9割が山林部で深い青と緑のコントラストが生まれ、リアス式海岸からなる、対馬の入り組んだ地形は各地に多くの絶景ポイントを作り出しています。
また、夜にはイカ漁船の光によって海の上に星空が広がります。他にはない荘厳な景色は一度訪れたら忘れられません。
皆さんも是非、対馬を巡って自分だけの絶景ポイントを探してみてはいかがでしょうか！