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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

海から西海国立公園を巡視しました!!

2025年02月28日
五島 片山 美希
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
私が国立公園内を巡視する際に車を使用することがほとんどですが、今回は船から巡視を行いました。
いつも見ている鬼岳ですが、船から見た鬼岳はいつも見ている鬼岳とは違い、とてもダイナミックなものでした。
船から見た福江島は民家等の建物もたくさん見えましたが、全く建物が見えない場所もあり、島の雄大さをとても感じることができます。
 
 
海から見た鬼岳(遠景)
 
海から見た鬼岳(近景)
国立公園内でミサゴの巣を発見しました。
 
 
ミサゴの巣(遠景)
 
ミサゴの巣(近景)
ミサゴの巣をよーく見てください。
木の枝もありますが、漁網等がミサゴの巣になっていることがわかると思います。
 
どうやって漁網を持ってきたのでしょうか…
海岸に漂着した漁網を見つけ、巣まで運んだのかもしれませんね。



西海国立公園には入っていませんが、立島にも行きました。
立島がところどころ白色である理由は…なんだと思いますか?
実は、立島が白い理由はカツオドリの糞によるものです。
カツオドリがいる付近は魚も近くにたくさんいる事から早朝から瀬渡し船を利用して、立島で釣りをされている方もいらっしゃいました。

 
 
カツオドリの糞で白くなった立島
 
立島にいたカツオドリ
普段とは違う方向から見ることで分かる西海国立公園の良さもあるなと感じました。
国立公園の雄大さ、素晴らしさを引き続きAR日記等を通して伝えて行けたらと思っております。