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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

出前授業を行いました!!パート2

2024年12月06日
五島 片山 美希
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
 
前回オンラインで上五島や国立公園について授業を行い、最後に現在上五島で起きている困った事を伝えました。
今回は漂着ごみの現状を子どもたちに知ってもらうため、一緒にビーチクリーンを行いました。
 
過去の記事はこちらから↓
実際に若松東小学校のみんなに会うのは初めてだったので少しドキドキしながらいましたが、私の緊張を吹き飛ばしてしまうぐらい元気いっぱいのみんなに会えて嬉しさが勝りました!!
はじめに改めて自己紹介等を行い、みんなで漂着ごみを拾い始めました。
やはり最初に目が行くのは大きなごみですよね。
大きなごみを拾い終わると今度は小さなごみに目が行くようになり…短い時間でこれだけの漂着ごみを回収することができました。
 
 
 
ここへ流れ着いた発泡スチロールやプラスチック類は波や潮風、そして紫外線の影響によりどんどん小さくなっていきました。
こうしてマイクロプラスチックになっていく事を実際に目で見て色々と感じていただけたのではないかと思います。
 
 
 
ごみの分別後の発表では、「燃えるごみが多いと思っていたけれど、プラスチックや漁具、ペットボトルが多かった」「こんなにもごみがあると思わなかった」「上五島の海を綺麗にしていきたい」等の意見がありました。
 
若松東小学校の子どもたち全員が自分の思ったことを伝え、クラスのみんなで意見を共有する場面が何度もあり、驚きました。
自分の意見を述べることができる、その意見について話し合うことができる環境はとても素晴らしいことだなと思いました。
(私が小学生の時は人数が多い学級だったため授業中自分の意見を述べることは記憶を遡ると授業参観ぐらいだったので…)
 
今回の出前授業では、上五島の海や漂着ごみについても知ってもらえるいい機会になったことと思います。
次回はこれまで学習したことのまとめとなります。
どんな発表となるか楽しみにしています。