アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表国立公園、やんばる国立公園があります。
ビオトープ池の草刈りをしました
2024年11月13日
鹿児島
みなさん、こんにちは。
鹿児島も、ようやく寒くなってきました。
少し前になりますが、10月に鹿児島地区のパークボランティアの皆さんと、休暇村指宿前にあるビオトープ池の草刈りをおこないました。
このビオトープ池は、平成7年に遊水池(排水調整池)+鑑賞池(ベッコウトンボの生息地づくり)として、整備されました。
令和5年度は、タイミングが悪かったのか、ベッコウトンボを確認できませんでしたが、令和4年度は、数個体のベッコウトンボを確認しております。
鹿児島も、ようやく寒くなってきました。
少し前になりますが、10月に鹿児島地区のパークボランティアの皆さんと、休暇村指宿前にあるビオトープ池の草刈りをおこないました。
このビオトープ池は、平成7年に遊水池(排水調整池)+鑑賞池(ベッコウトンボの生息地づくり)として、整備されました。
令和5年度は、タイミングが悪かったのか、ベッコウトンボを確認できませんでしたが、令和4年度は、数個体のベッコウトンボを確認しております。
ベッコウトンボ
ベッコウトンボは、環境省レッドリスト2020において絶滅危惧IA類に選定されるとともに、種の保存法に基づき国内希少野生動植物種にも指定されており、捕獲等が規制されています。
4枚の翅には、それぞれ明瞭な褐色斑(成虫オス:黒褐色、メス:暗褐色)があるのが特徴です。
4枚の翅には、それぞれ明瞭な褐色斑(成虫オス:黒褐色、メス:暗褐色)があるのが特徴です。
7月に、特定外来生物に指定されており、ベッコウトンボの卵の捕食が懸念されるカダヤシの駆除活動を、指宿市の小学生と実施しました。そのおかげでしょうか、今回は、水面ではねるカダヤシが少なく感じました。
トンボ類が産卵しやすくなるように、レンジャーがビオトープ池の中に入って水面の草刈りを行い、開放水面を確保しました。パークボランティアの皆さんと私たちは、お客様が気持ちよく歩けるよう、遊歩道沿いの草刈りをしました。
トンボ類が産卵しやすくなるように、レンジャーがビオトープ池の中に入って水面の草刈りを行い、開放水面を確保しました。パークボランティアの皆さんと私たちは、お客様が気持ちよく歩けるよう、遊歩道沿いの草刈りをしました。
3~5月はベッコウトンボの産卵の時期になります。来年はビオトープ池でベッコウトンボを見ることができるのか、楽しみです。