アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
タイワンツバメシジミ生息状況調査をしました!!
2024年09月25日
五島
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
皆さんタイワンツバメシジミという生き物をご存じでしょうか?
台湾?ツバメ?シジミ?
鳥なのか貝なのか…と思う方もいらっしゃると思います。
「タイワンツバメシジミ」実はチョウなんです!!
気候等の環境にもよりますが、タイワンツバメシジミの成虫は8月下旬から10月上旬にかけて活動し、幼虫はシバハギという植物の実を食べます。
そしてススキなどの葉で越冬します。
五島自然保護官事務所の片山です。
皆さんタイワンツバメシジミという生き物をご存じでしょうか?
台湾?ツバメ?シジミ?
鳥なのか貝なのか…と思う方もいらっしゃると思います。
「タイワンツバメシジミ」実はチョウなんです!!
気候等の環境にもよりますが、タイワンツバメシジミの成虫は8月下旬から10月上旬にかけて活動し、幼虫はシバハギという植物の実を食べます。
そしてススキなどの葉で越冬します。
タイワンツバメシジミは環境省と長崎県で近い将来における野生での絶滅の危険が高い絶滅危惧ⅠB類(EN)に選定され、現在特別地域内において捕獲などが規制される動物にも指定されています。(西海国立公園平戸島・生月島地域)
9月18、19日にタイワンツバメシジミ生息状況の調査を地域の方々と一緒に行いました。
タイワンツバメシジミや食草であるシバハギを見つけたら、タイワンツバメシジミの生息環境や他の草丈、シバハギの生育範囲、開花状況、卵や幼虫成虫の数等細かく記録していきます。
地元の方の話によると今年のタイワンツバメシジミの数は少ないと聞きます。
全体として余りよい生息状況とは言えないようです。
今後も経過を観察していただければと考えます。
地元の方の話によると今年のタイワンツバメシジミの数は少ないと聞きます。
全体として余りよい生息状況とは言えないようです。
今後も経過を観察していただければと考えます。