アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
カノコユリ調査に行ってきました。
2024年07月29日
佐世保
こんにちは!
佐世保自然保護官事務所の溝口です。
7月25日に、ボランティア団体「九十九島の会」の「カノコユリ調査」に同行してきました。
夏空ひろがる快晴、そして猛暑の中、九十九島の島々に自生する「カノコユリ」という植物を調査するため、「かのこゆり」という船に乗って出発しました。
佐世保自然保護官事務所の溝口です。
7月25日に、ボランティア団体「九十九島の会」の「カノコユリ調査」に同行してきました。
夏空ひろがる快晴、そして猛暑の中、九十九島の島々に自生する「カノコユリ」という植物を調査するため、「かのこゆり」という船に乗って出発しました。
佐世保市の花でもある「カノコユリ」という植物は、環境省の絶滅危惧種に選定されていますが、
九十九島の南の方では、国内有数の自生地となっています。
近年では、「カノコユリ」の球根を食べるイノシシの被害にあい、数を減らしているそうです。
九十九島の南の方では、国内有数の自生地となっています。
近年では、「カノコユリ」の球根を食べるイノシシの被害にあい、数を減らしているそうです。
この日私は、青い空、青い海をバックに美しい「カノコユリ」を撮影するぞ!!と意気込んでいましたが、
風が強く、海がそこそこ荒れていて上陸できそうにないとのこと。
調査は、船上からのみ行うことになりました。
あ~やってしまいました。
カメラの望遠レンズを持ってきていなかったのです。
「カノコユリ」を確認しても、船上からでは、なかなか距離があり撮影が困難でした。
風が強く、海がそこそこ荒れていて上陸できそうにないとのこと。
調査は、船上からのみ行うことになりました。
あ~やってしまいました。
カメラの望遠レンズを持ってきていなかったのです。
「カノコユリ」を確認しても、船上からでは、なかなか距離があり撮影が困難でした。
そんな中でも、船をギリギリまで近づけてくださり、なんとか「カノコユリ」を撮影することができました。
なんとか見えるでしょうか??ピンク色のユリの花が。
生育争いが少ない場所を選んでいるのか、水面ギリギリの崖地に花を咲かせていました。
なんとか見えるでしょうか??ピンク色のユリの花が。
生育争いが少ない場所を選んでいるのか、水面ギリギリの崖地に花を咲かせていました。
この距離での画像では、「カノコユリ」がどのような花を咲かせるのかわからず、満足できないと思うので、
数年前に、鹿子前町の長尾半島で撮影した「カノコユリ」のアップの画像(植栽されたもの)を載せたいと思います。
船で移動せずに、間近でカノコユリを観察することができるオススメの場所です。
数年前に、鹿子前町の長尾半島で撮影した「カノコユリ」のアップの画像(植栽されたもの)を載せたいと思います。
船で移動せずに、間近でカノコユリを観察することができるオススメの場所です。
色は濃いピンク色で、深紅の斑点模様(鹿の子模様)が特徴的で、夏の景色に彩りを添えています。
青い空、青い海、白い雲、ピンクのカノコユリの撮影ができなかったことがなんとも悔やまれますが、いつの日か、リベンジしたいと思います!!
最後に、九十九島を巡る遊覧船「パールクィーン」とすれ違ったので、かっこいい姿をご覧ください。