アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。 アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
農業体験♪
2024年06月05日
対馬
みなさまこんにちは。対馬自然保護官事務所の金子です。
前回私の記事で田んぼの話をしましたが、早速5月26日に田植えのイベントがあったのでその様子を紹介いたします。
地元の農家さんの集まりである「佐護ヤマネコ米稲作研究会」さん主催の田植えイベントに、例年、対馬自然保護官事務所もツシマヤマネコを紹介するために呼んでいただき、参加者さんと一緒に田植えをしています。
地元の農家さんの集まりである「佐護ヤマネコ米稲作研究会」さん主催の田植えイベントに、例年、対馬自然保護官事務所もツシマヤマネコを紹介するために呼んでいただき、参加者さんと一緒に田植えをしています。
「佐護ヤマネコ稲作研究会」はツシマヤマネコが多く生息している地元佐護地区の農家さんが中心となり活動しています。 研究会ではツシマヤマネコのエサ資源を育む田んぼを、減農薬など環境に配慮した米づくりをすることで守ると同時に、「ツシマヤマネコ米」としてブランド化し、しっかりと価値をつけ、「自然と人が豊かにつながっていくため」に活動しています。
イベントのために島内外から、たくさんの方が参加してくれました。 昔ながらの人力での田植えに挑戦します。両方の畦(あぜ)から等間隔の目印のついた紐を引っ張り、曲がらないように横一列に並び一斉に植えていきます。農家さんのレクチャーをききながら、職員も参加者に交じって一緒に作業します。
1時間ほど作業をして手作業の大変さが分かったところで、田植え機の登場です。 機械に苗をセットして一気に植えていきます。今まで十数人で一斉にやっていた何倍ものスピードでどんどん田んぼに苗が植わっていきます。
午前中で作業は終わり、参加者はツシマヤマネコ米で作ったおにぎりなどで昼食をとりました。このときにヤマネコのお話を対馬自然保護官事務所からする機会をいただき、ヤマネコの特徴や生態についてみなさんに知っていただきました。
こうしてお天気にも恵まれ、無事にイベントは終了いたしました。
秋の稲刈りも楽しみですね。今回はこのあたりで!
秋の稲刈りも楽しみですね。今回はこのあたりで!
対馬自然保護官事務所 金子