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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

島が立っているように見える、小さな無人島に上陸!!

2024年05月10日
五島 片山 美希
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
 
先日五島市のイベント【春の魚津ヶ崎(ぎょうがさき)!立小島トンボロ観察会】に参加しました。
 
立小島は西海国立公園の第2種特別地域に指定されています。
大潮の干潮時にトンボロが現れ、歩いて渡ることができる立小島。
大潮の干潮が昼頃にあるタイミングは年に数回しかありません。
そして歩いて渡ることができる時間も限られているため五島市の島民でもなかなか行けない場所のひとつです。
 
 
 
立小島は、地層が地殻変動により立ってしまっていることから全国的にも珍しい地形となっています。
 
 
参加者からも「ゴツゴツしていて、ゴジラの背中みたい!」などの声も上がりましたよ。
 
 
 
そして下の画像に見えるこの岩は島の方々に【○○○○○○岩】と呼ばれていますが、なんと呼ばれているでしょう?
 
 
島の方々は【じんじばんば岩】と呼んでいます。
じんじばんば岩は、おじいさんがおばあさんをおんぶしているように見えることからついた名前だそうです。
じんじばんば岩は今日も仲良しで微笑ましいですね。
 
参加者からは「岩場のアップダウンがあり、思っていたよりも疲れたけど、楽しかった!」
「年に数回しか渡ることのできない立小島に行けて、今年もいいことがありそう!」などの声がありました。
 
行ってみたい!と思われる方は、来年の4月頃五島市のイベント情報をチェックしてみてください。