
アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
「鐙瀬溶岩海岸の生き物探し」を開催しました。
2026年10月05日
五島
皆さんこんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
8月に、五島市(五島列島(下五島エリア)ジオパーク推進協議会)との共催により、鐙瀬ビジターセンターのスタッフやジオガイドの皆さんと一緒に、「鐙瀬溶岩海岸の生き物探し」を開催しました。
西海国立公園内にある鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸では、夏になると潮だまりで多くの生き物を観察できます。
海辺にはわくわくするような発見がたくさんある一方で、なかには触れると危険な生き物もいます。そこで、安心して観察を楽しんでもらえるよう、鐙瀬溶岩海岸へ向かう前に、注意が必要な生き物について説明をしました。
黒くゴツゴツした溶岩のくぼみに海水がたまると、そこはまるで小さな海の水槽のようです。そっとのぞいてみると、小さな魚がすばやく泳いでいたり、貝の仲間が石の陰にひっそりと隠れていたりと、思っていた以上にたくさんの生き物たちが暮らしていました。
はじめは「どこにいるかな?」と探していた参加者も、石の陰や水面をじっくり見ているうちに、だんだんと見つけるコツをつかんでいきました。「いた!」「こっちにもいる!」という声があちこちから聞こえ、潮だまりのまわりは一気ににぎやかになりました。
五島自然保護官事務所の片山です。
8月に、五島市(五島列島(下五島エリア)ジオパーク推進協議会)との共催により、鐙瀬ビジターセンターのスタッフやジオガイドの皆さんと一緒に、「鐙瀬溶岩海岸の生き物探し」を開催しました。
西海国立公園内にある鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸では、夏になると潮だまりで多くの生き物を観察できます。
海辺にはわくわくするような発見がたくさんある一方で、なかには触れると危険な生き物もいます。そこで、安心して観察を楽しんでもらえるよう、鐙瀬溶岩海岸へ向かう前に、注意が必要な生き物について説明をしました。
黒くゴツゴツした溶岩のくぼみに海水がたまると、そこはまるで小さな海の水槽のようです。そっとのぞいてみると、小さな魚がすばやく泳いでいたり、貝の仲間が石の陰にひっそりと隠れていたりと、思っていた以上にたくさんの生き物たちが暮らしていました。
はじめは「どこにいるかな?」と探していた参加者も、石の陰や水面をじっくり見ているうちに、だんだんと見つけるコツをつかんでいきました。「いた!」「こっちにもいる!」という声があちこちから聞こえ、潮だまりのまわりは一気ににぎやかになりました。
見つけた生き物は、必要な数だけ採取し、容器に入れて観察しました。
近くで見ると、体の模様や動きなど、海の中にいるときには気づきにくい特徴までよく分かります。参加者の皆さんは、観察した生き物を思い思いにスケッチしていました。
近くで見ると、体の模様や動きなど、海の中にいるときには気づきにくい特徴までよく分かります。参加者の皆さんは、観察した生き物を思い思いにスケッチしていました。
出会った生き物の一部を紹介したいと思います。

こちらは魚に詳しい参加者の方曰く、イソギンポ科のロウソクギンポだということです。
鐙瀬ビジターセンター職員の一人に話を伺ったところ、20年近く同様のイベントを行っているものの、この魚とは初めての出会いとのことで大変驚いておられました。
よく見るとつぶらの瞳もかわいいですね。
体長はおよそ2~3センチで、タモ網を使用すれば潮だまりの中で簡単につかまえることができるため、イベントでは子どもたちから人気の生き物でした。
トゲの先端が白っぽいのが特徴で、名前の由来にもなっているそうです。
今回、鐙瀬溶岩海岸の潮だまりをのぞいてみて、身近な海辺にもたくさんの命が息づいていることを改めて感じました。ほんの小さな岩のくぼみの中にも、生き物たちの暮らしがあり、じっくり見てみると発見がいっぱいです。
海辺を歩く機会があれば、ぜひ少し足を止めて、潮だまりをのぞいてみてください。小さな海の世界で、思いがけない出会いが待っているかもしれません。
海辺を歩く機会があれば、ぜひ少し足を止めて、潮だまりをのぞいてみてください。小さな海の世界で、思いがけない出会いが待っているかもしれません。