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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

大浪池にも春がやってきた♪

2024年03月18日
えびの 椎葉 美香

3月13日(水)にパークボランティアと大浪池清掃活動、マンサクの開花状況の確認を行って来ました。
大浪池清掃活動については池田さんの日記をご覧ください!
 
私からは大浪池の自然情報をお届けしたいと思います。
大浪池に登る途中ではヤブツバキの花が可憐に咲いていました。
 

ヤブツバキ

何気なく視線を落とすと木陰ではツチグリ。
雨が降ると写真のように開いて地面に咲いた花のようになります。
子供の時は見つけると触って煙(胞子)を出して遊んでいました。

ツチグリ

大浪池周回の分岐地点からは、日当たりのよい場所を見渡すといくつも咲いているハルリンドウを確認することができました。

ハルリンドウ

頭上を見上げると早春に咲く花、マンサクも咲き始めていました。

咲き始めたマンサク
黄色が映えるマンサクの花

今週は気温が下がったこともあり、マンサクが咲いている枝にも霧氷ができていました。
大浪池が背景となって美しい風景に目を奪われます。
また、風が吹いて木々が揺れると霧氷が落ちて花びらが散っているような景色を見ることができました。

霧氷とマンサクのコラボ

下山中にはヒオドシチョウが飛んできたのですが、写真を撮ろうと少し動くたびに飛び立っては戻ってくる動作を繰り返していました。
暖かい陽気に誘われてきたのかもしれません。

日光浴するヒオドシチョウ

これから、大浪池登山口からの登山を計画される方も多いと思います。
風が冷たい日もありますので、寒さ対策はお忘れなく。
車を利用してグループでお越しになる方は、なるべく相乗りされるか、2台ずつ縦列駐車していただくことをおすすめします。