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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

天孫降臨御神火祭 頂上祭 前編

2023年11月10日
えびの 椎葉 美香
こんにちは。
10月よりえびの管理官事務所でアクティブ・レンジャーとして勤務している椎葉です。
 
早速ですが、11月10日(金)に霧島神宮「天孫降臨御神火祭」が高千穂峰山頂と高千穂河原古宮址で斎行されました。
霧島神宮の御祭神ニニギノミコトの天孫降臨の道しるべとして、御神火を焚いてお迎えした故事に由来する祭事です。
 
今回のアクティブ・レンジャー日記は天孫降臨御神火祭「頂上祭 前編」、「高千穂河原古宮址 後編」に分けてご紹介します。
 
午後5時から行われるため、頂上祭の参列者は午後3時頃から登り始めます。
午前中はあいにくの雨でしたが午後からは天気が回復する予報を信じて出発!
高千穂峰登山道
御鉢の手前までは登ってくる人も見えていたのですが、背門丘に着く頃には周りが霧に囲まれてしまいました。
霧の中の元宮
山頂に到着すると肌を刺すような冷たい強風が吹き付けるので着込んだりするなど防寒対策を再度しっかります。その間すでに待機していた方々で、御神火を焚くための準備が行われます。
御神火の準備
参列者の皆さんで囲んで薪に火をつけると神職が大祓詞を奉唱します。
風が吹いていることもあり、火の粉を上げて燃え上がる御神火に迫力を感じました。
頂上祭の様子
頂上祭を終え、下山の準備をしていると、時々雲の隙間から霧島の夜景と桜島が顔を出し、普段見ることができない景色を見ることができました。
山頂からの眺め
下山すると高千穂河原古宮址の参列者の皆さんが盛大な拍手で迎えてくれて、嬉しさ半分、照れくさい気持ちで、卒業式の在校生のトンネルをくぐっている時を思い出しました。
 
次回、後編につづく