アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブレンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信しますアクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
親子の自然体験学習会 「とれたての阿蘇の野草を動植物園のゾウに届けよう!」
2023年10月13日
阿蘇
令和5年9月17日(日)熊本市内と阿蘇市内の親子30名を対象に、阿蘇の草原での植物観察と、草刈りと採れたての野草を熊本市動植物園のアフリカゾウ2頭に届ける体験活動を行いました。
公益財団法人再春館「一本の木」財団と熊本市動植物園の共催で、今年で4年目となります。阿蘇地区パークボランティアと環境省も協力して取り組んでいます。
公益財団法人再春館「一本の木」財団と熊本市動植物園の共催で、今年で4年目となります。阿蘇地区パークボランティアと環境省も協力して取り組んでいます。
開会式では、再春館「一本の木」財団よりごあいさつがあり、熊本市動植物園は「アフリカゾウと阿蘇の草原のつながり」、環境省は「阿蘇くじゅう国立公園の紹介と草原の役割」について説明を行いました。
1,いくつ見つけられるかな? 植物観察
2 野草を刈ってみよう
約40年もの間、熊本市動植物園に阿蘇の野草が納められています。現在、草を納めている地元農家さんにお話を伺った後に、草刈りに挑戦しました。
3,採れたての野草を食べてもらおう
熊本市動植物園に移動し、ゾウ舎に入れてもらいました。
*** 参加者の感想(一部抜粋) ***
・阿蘇の野草が長年、市内の象さんに食べてもらってることがわかり、喜んで食べていることが直近で見れて知れてよかった
・まさに”親子共々の自然体験”。大人が一緒になって初めてのことをできる機会がもっともっとあるといいなあと感じました。
阿蘇と熊本市内をつなぐことができ、生物多様性への気づきや草原再生の取り組みなど知ってもらえる機会となりました。地域の方々と協力することで、活動が広がっています。