アクティブ・レンジャー日記
九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
夏の昆虫観察会を開催しました!
2023年09月05日
阿蘇
夏休みの青空の下、8月20日(日)「はじめての昆虫観察会in南阿蘇ビジターセンター」を開催しました。
地元高森町と南阿蘇村の小学生や幼稚園児の親子達が参加して下さいました。
地元高森町と南阿蘇村の小学生や幼稚園児の親子達が参加して下さいました。
私の同期アクティブ・レンジャー渡邉は昆虫が専門です。阿蘇の前は屋久島で5年間環境教育に携わっていました。自ら制作した屋久島や阿蘇の昆虫の標本を子供達に見せ「標本とは、いのちの教科書」と話をしました。
南阿蘇ビジターセンターには野草園があります。
観察会の最後に返すことを伝えてから、親子連れの皆さんは虫かごと網を持ってフィールド・ワークにでかけました。
観察会の最後に返すことを伝えてから、親子連れの皆さんは虫かごと網を持ってフィールド・ワークにでかけました。
早速アオドウガネ、キアゲハ、など阿蘇の昆虫に出会うことができました。
これは野草園の小道に落ちていた青いドングリを見ながら、ゾウムシの幼虫の生態について渡邉が説明をしているところです。
これは野草園の小道に落ちていた青いドングリを見ながら、ゾウムシの幼虫の生態について渡邉が説明をしているところです。
館内に戻るとさらに詳しく、昆虫についてお話がありました。
アニメに使われている昆虫を題材するなど、興味を引きつける「しかけ」が沢山してありました。
アニメに使われている昆虫を題材するなど、興味を引きつける「しかけ」が沢山してありました。
実際に生きているカブトムシや標本を見ました。昆虫は実は世界で一番種類が多く、約95万種が知られています。植物は約27万種、鳥類は約9000種、哺乳類は約6000種です。
※各分類の種数は研究者によって異なります。
※各分類の種数は研究者によって異なります。
最後に採集した昆虫を虫かごから野草園に帰して、はじめての昆虫観察会は終了しました。
阿蘇くじゅう国立公園にお越しの際は、ぜひ昆虫にも目をむけてお楽しみ下さい!