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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

「外来生物タチアワユキセンダングサを除草し食べよう!」を開催しました‼

2026年07月01日
五島 片山 美希
みなさん、こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
先日、五島市(五島列島ジオパーク推進協議会)と共催で、鐙瀬ビジターセンターにて外来種の周知と駆除を目的としたイベント「外来生物タチアワユキセンダングサを除草し食べよう!」を開催しました。

 
 
 
 
タチアワユキセンダングサは小さく白い花を咲かせる、とても可愛らしい植物です。
しかし、細長い種の頂部に棘を持ち、服に付きやすいことでも知られています。
野外を歩いていて、気が付いたらズボンにタチアワユキセンダングサの種がびっしり付いていた…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
実はこのタチアワユキセンダングサは外来種です。
もともとは福江島を含む五島列島には分布していませんでしたが、人間の活動により持ち込まれ、今では道路や民家周辺など、さまざまな場所で繁茂しています。
 
昨年度に引き続きの開催となった今回のイベントですが、今年は昨年よりも除草の時間を多く確保し、その後にセンダングサの調理と試食も行いました。

 
 
 
 
まずは、外来種とタチアワユキセンダングサについて説明を行い、参加者の前でタチアワユキセンダングサの「抜き取り」について実演を行いました。
タチアワユキセンダングサの食べられる部分を摘み取った後、根や茎が残らないように丁寧に「抜き取り」作業を行いました。
短時間でもゴミ袋が2ついっぱいになるほど集まり、最後は根や種が飛散しないよう、しっかりとゴミ袋の口を縛って回収しました。
 
 
 
 
※タチアワユキセンダングサを食べるときには、除草剤が散布されていない場所に生える、清潔で柔らかい新芽だけを摘み取るようにしてください。
 
 
 
そして、皆さんお待ちかねの調理タイムです!
鐙瀬ビジターセンターのスタッフからタチアワユキセンダングサの調理方法等の説明後、みんなで炊き込みご飯と天ぷらを作りました。
 
 
 
 
参加者の方からは、「普段は葉物野菜を食べない子どもが、自分で収穫(除草)から調理まで行い、さらに完食していて驚いた」「とてもおいしかった」「庭にも生えているので、今度は除草する前に調理してみたい」「外来種で厄介者だと思っていたけど、見方が変わった」といった嬉しい感想をいただきました。
 
 
 
 
「他の外来種も食べてみたい」という声もあり、今後も鐙瀬ビジターセンターのスタッフと相談しながら、外来種を駆除するだけでなく、さらに皆さんに楽しんでいただけるイベントを企画していきたいと考えています。