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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

今年もきれいだったミヤマキリシマ ~高千穂河原、高千穂峰・えびの高原、(園地)つつじヶ丘

2023年06月30日
えびの 池田美樹
ここ最近、雨が降り続いていますが曇や晴れの日は、屋外で見られる山々の風景や園地内の様子を撮影しながら巡視に努めています。私の今年の目標は、霧島地区で見られる山々、動植物などの写真を撮り日記でその時の様子を出来る限り伝えていくです。楽しく取り組みたいと思います。
 さて今回はタイトルでも記しておりますが、「今年もきれいだったミヤマキリシマ」の様子をお伝えします。
まずは5月中旬(高千穂河原・高千穂峰)の状況と、次に5月下旬から6月上旬(えびの高原・つつじヶ丘)に開花した今年のミヤマキリシマをお伝えします。
 
5月23日AM撮影 (高千穂河原~高千穂河原に咲いていたミヤマキリシマ)
この日は、晴れ♪
天気が良くて登山日和でした。

高千穂峰登山道の途中に設置されている、登山者カウンターの隣に咲くミヤマキリシマ
い
ミヤマキリシマ1
い
ミヤマキリシマ2

御鉢を目指し黙々と登り、ふと左側を見てみたら~とても良い景色が見えてきました。
手前に見える新緑が綺麗な山は、中岳です。
写真の中央に見えるピンク色はなんでしょうか・・・。

写真を少しアップしてみましょう!!


何かわかりましたか。正解は、「ミヤマキリシマ」です。
このミヤマキリシマが広がる場所は、鹿ヶ原という名前の場所です。
この敷地は結構広く、毎年この場所から見られる風景はお気に入りです!!
5月25日AM撮影 (えびのエコミュージアムセンター周りに咲いていたミヤマキリシマ)
 

この日も天気が良くて、撮影日和でした。



韓国岳登山道へ向かう歩道沿いに咲いていた、ミヤマキリシマ


登山者カウンターデータ回収途中で、赤松のそばで育つミヤマキリシマが目にとまりました。


とっても、きれいな色でした。
韓国岳が目の前に見えるガレ場が残る園地
ここにも、小さいですがミヤマキリシマが咲いていました。(写真の半分より下に写っています。)
私はここが、園地内で最もおすすめの場所。

見つけられましたか?
 
次は、つつじヶ丘に咲いていたミヤマキリシマの状況です。
咲いている花の勢いは、少しだけ少なく感じました。
昨年度のつつじヶ丘の工事で設置された「モニュメント」も入れて撮影しました。
左奥に見えるのが硫黄山、右奥に見えるのが韓国岳です。ここも記念撮影に良いスポットです。

 
6月9日AR撮影 園地_つつじヶ丘
 
パークボランティア活動で行った、ススキ刈りを行った時に撮影
(えびの高原内にあるつつじヶ丘の一部)










もう、終わりかけていましたが少しだけ、花が残っていま
した。(この場所は、2年続けてススキ刈りの作業を行った場所。)





巡視に行く度に、花の咲き状況、植物の変化などが見られて毎回ワクワクしています。
梅雨前の時期、梅雨期間中から、夏鳥や蝉なども鳴き声を響かせています。
発見した時、姿が見えた時に撮影出来たらラッキーなんですが…。
なかなか難しいかもしれないけれども、撮影に挑戦できたらな~と思います。
また、次回の日記をお楽しみに♪