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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

七ツ岳の巡視を行いました!

2026年05月14日
五島 片山 美希
皆さんこんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
 
五島自然保護官事務所がある福江島の福江港から車で30分ほど走らせると七ツ岳登山口があります。
七ツ岳は九州百名山にも選定されている山で、七ツ岳と隣接する父ヶ岳方面へ縦走できるコースもあります。
今回は環境省が七ツ岳登山道に設置している看板等の状況確認をはじめとする巡視を行いました。
 
 
 
七ツ岳の巡視中に生き物に出会ったので少し紹介をしたいと思います。
木の階段を上っていくときに出会ったニホンカナヘビ。
 
尾がとても長いこのニホンカナヘビは登山時によく見かける生きものの1種です。
 
ニホンカナヘビは動きが素早く、見つけてもカメラを準備している間に見失うこともしばしば…。
そんな逃げ上手なニホンカナヘビですが、今回は木の階段の上でのんびりひなたぼっこをしていい気持ちになっていたのか、「私を撮って!」と言わんばかりに落ち着いていました。
 
ツツジ科の低木がたくさんあるところの近くにいた、黄色と黒色が特徴的なこの幼虫。
この幼虫の近くにはアセビをはじめ数種類のツツジ科があったことから、ヒョウモンエダシャクだと考えられます。
ヒョウモンエダシャクは蛾の仲間で、幼虫の特徴的なカラーは外敵から身を守る為でもあると言われているそうです。成虫になると灰白色と黄色に黒紋が目立ち、とてもきれいで目をひきます。
今度巡視で七ツ岳に行った時には、成虫が見られたらいいなと思います。
ヒョウモンエダシャクの成虫が気になった方はぜひ、いきものログで検索してみてください。
今度はかくれんぼが少し下手な、頭隠して尻隠さずの虫に出会いました。
 
かくれんぼ中に少しお邪魔させてもらい…
 
 
福江島の山に行くと出会う確率がとても高いオオオサムシは、40㎜にも満たない大きさの虫です。
明るいところでよく見ると、黒色の体が光に当たるとつやのある黒さがきれいで、なんだかかっこいいですね!
オオオサムシもニホンカナヘビと一緒で逃げ足が速いため、これまでなかなか撮影できずにいました。このオオオサムシは隠れていた葉っぱをとられた後も隠れ身の術が解けていないと思っていたのか、ちょっとだけ撮影することに成功しました。
 
巡視中にはツツジ科の花を目にする機会が多く、季節の移ろいを感じることができました。
 
巡視をする際には、毎度マダニ対策をしていますが、今回七ツ岳の下山後に足元を確認すると複数のマダニが衣類に付着していました。
自然を満喫するためにも、マダニの対策をしっかり行い、これからの時期は熱中症の対策もしっかりしましょうね!