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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

ツルが北へ帰ったあとは・・・

2026年03月26日
出水 平野 菜々子
こんにちは!出水自然保護官事務所の平野です。
出水市のツルはほとんど北へ帰り、田んぼの風景が少し寂しく感じます。

ツルの北帰行を楽しみにしている人はとても多く、観察ポイントにはたくさんの人が集まります。条件が揃わないと見ることができないので「せっかく観光で来たのに見ることができなかった!」ということもあるようです。
よく晴れた日の午前中、誰に聞くでもなくツルは旅立っていきます。また今年の冬に元気に飛んで来てくれることを願います。
海を渡るツル
数羽でも渡っていきます
東干拓地区ではツルが帰るとお米作りが始まります。田んぼを囲っているツルの防護網を3日ほどかけて撤去しましたが、約5ヶ月間で網を固定する針金は錆びてボロボロになっていました。鉄の棒や土のうを運んだり看板を片づけたり、しっかり肉体労働でした。一緒に作業をした皆様、お疲れ様でした!
撤去前
防護網は車のライトがツルへ直接当たるのを防ぐことができます。網一枚でツルたちが安心するのが不思議だなぁと思います。ほかの生き物が侵入しづらいのが本能で分かるのでしょうか?
作業中
撤去後

ツルがいなくなると逆に目にする機会が増えるのはシギなどの旅鳥です。
旅鳥とは春や秋の渡りの時期に餌場を求めて立ち寄ってくれる、滞在期間の短い鳥のことです。出水市にもいろんなシギが来ている記録が残っています。
冬はカモの種類を必死で覚えてきた私ですが、今度はシギやチドリの識別が始まります・・・。カメラと野鳥図鑑が手放せなくなりますが、少しずつ分かるようになってくると鳥を探すのが本当に楽しいです。
アクティブ・レンジャー日記でもたくさん紹介できるよう頑張ります!どうかカメラの前に分かりやすい部分を向けてくれるよう祈っています・・・!

これまでに見つけたシギたち

タシギ
アオアシシギ(全員あっちを向いています…)
セイタカシギ