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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブレンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

阿蘇の草原と有明海のつながりを学ぶ交流学習【阿蘇地域】

2023年02月22日
阿蘇 アクティブレンジャー 藤田
 環境省が取り組んでいる地域環境循環圏などの研究で、阿蘇の草原と有明海の水を通じたつながりが明らかになってきました。海と山をつなぐ子どもたちの交流ができないか考えていたのですが、阿蘇の草原と水や有明海苔のつながりに気づいた子どもたちからの発意の元、オンラインでの交流学習を開催することができました。
 
 地域ならではの学習を行う荒尾市立有明小学校と、阿蘇市立阿蘇西小学校が、年間の学習成果を発表しあう交流学習を行う機会を、荒尾市、荒尾干潟ビジターセンター協力の元、令和5年2月7日に実施することができました。
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荒尾干潟VC
荒尾市立有明小学校4年生は
・ラムサール湿地
・海岸清掃ボランティア
・マジャク釣り
・荒尾干潟について
・未来へのメッセージ
などを、荒尾干潟ビジターセンターの展示を利用しながら紹介
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オンラインでの発表
阿蘇西小学校4年生は
・火山と草原
・草原の維持
・有明海と阿蘇との水のつながり
・熊本市動植物園のアフリカゾウと阿蘇の草原の活用
・有明海苔と阿蘇のつながり
・ASODGs(SDGsから、阿蘇西小の児童が考えた造語)
各班で作成した、スライドを活用して紹介
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感想などの交流
興味を持ったことの感想や質問などの交流を行い、荒尾干潟ビジターセンター長にまとめていただきました。
 
改めて、阿蘇と有明海のつながりを知った子どもたちは、とても近い存在になったようで、「マジャク釣りはいつがオススメですか?」「洞窟入れますか?」と興味津々。お互いの現地に行ってみたいと言う気持ちを募らせたようです。
いつか、実際の交流ができればいいなぁと思いました。

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