アクティブ・レンジャー日記
九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
知林ヶ島砂州渡り・生き物観察イベント
2023年02月16日
鹿児島
皆さんこんにちは
霧島錦江湾国立公園管理事務所ARの須賀です。
皆さんは指宿エコキャンプ場(鹿児島県指宿市)の目の前の海に浮かぶ「知林ヶ島」をご存じでしょうか?
知林ヶ島は鹿児島湾に浮かぶ無人島で、3月から10月にかけて砂州と呼ばれる砂の道が出現します。
この砂州はちりりんロードの愛称で親しまれており、砂の道が消えても再び現れ、島と陸を結ぶことから「縁結びの島」、「愛の島」と呼ばれています。
霧島錦江湾国立公園管理事務所ARの須賀です。
皆さんは指宿エコキャンプ場(鹿児島県指宿市)の目の前の海に浮かぶ「知林ヶ島」をご存じでしょうか?
知林ヶ島は鹿児島湾に浮かぶ無人島で、3月から10月にかけて砂州と呼ばれる砂の道が出現します。
この砂州はちりりんロードの愛称で親しまれており、砂の道が消えても再び現れ、島と陸を結ぶことから「縁結びの島」、「愛の島」と呼ばれています。
10月に鹿児島地区パークボランティアの方々が、知林ヶ島砂州渡り・生き物観察イベントを開催しました。
このイベントはパークボランティア(以後PV)主催で、知林ヶ島の歴史や砂州の魅力、そこに生息する稀少な動植物を楽しく知ってもらうために、毎年開催されています。
当日は天気にも恵まれ10月とは思えないほどの暑さでした。
全長約800mある砂州に続く海岸ではハマゴウの花が咲いていました。
ハマゴウは本州から沖縄の海岸砂地に生息する植物で、ミントやユーカリのような香りがあります。
このイベントはパークボランティア(以後PV)主催で、知林ヶ島の歴史や砂州の魅力、そこに生息する稀少な動植物を楽しく知ってもらうために、毎年開催されています。
当日は天気にも恵まれ10月とは思えないほどの暑さでした。
全長約800mある砂州に続く海岸ではハマゴウの花が咲いていました。
ハマゴウは本州から沖縄の海岸砂地に生息する植物で、ミントやユーカリのような香りがあります。
砂の道には貝殻などが多く落ちています。
その中の一つにモクハチアオイガイという貝があり、
この貝殻は二つ合わせるとハートの形になることから、恋を実らせたいカップルに人気だそうです。
また知林ヶ島は環境省が定める「かおり風景100選」に認定されていて、砂州を渡りながら潮の香りを満喫することができます。
その中の一つにモクハチアオイガイという貝があり、
この貝殻は二つ合わせるとハートの形になることから、恋を実らせたいカップルに人気だそうです。
また知林ヶ島は環境省が定める「かおり風景100選」に認定されていて、砂州を渡りながら潮の香りを満喫することができます。
無事砂州を渡り切り、いよいよ島内に入ります。
遊歩道入口までは岩が多く、皆さん慎重に歩いていました。
遊歩道入口までは岩が多く、皆さん慎重に歩いていました。
遊歩道をしばらく歩いていくと南展望所が見えてきました。
そこでPVの方からこの島が「縁結びの島」や「愛の島」と呼ばれるようになったのは最近のことで、
昔は、ジャガイモやサツマイモ、菜種などが植えられいつも豊富な収穫量を誇ったことから「宝の島」と呼ばれていたと解説がありました。
南展望所からは知林ヶ島と本島を結ぶ砂州が見え、美しい景色に見惚れていました。
そこでPVの方からこの島が「縁結びの島」や「愛の島」と呼ばれるようになったのは最近のことで、
昔は、ジャガイモやサツマイモ、菜種などが植えられいつも豊富な収穫量を誇ったことから「宝の島」と呼ばれていたと解説がありました。
南展望所からは知林ヶ島と本島を結ぶ砂州が見え、美しい景色に見惚れていました。
無事に砂州渡り・生き物観察イベントを終えることができました。
天候に恵まれ、たくさんの方々に知林ヶ島の歴史や砂州の魅力を知っていただけました。
観光名所というだけでなく、昔は地元の人々にとってはなくてはならない島なのだと知りました。
3月~10月の短い期間ですが鹿児島にお越しになった際には、砂州を渡り知林ヶ島に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
天候に恵まれ、たくさんの方々に知林ヶ島の歴史や砂州の魅力を知っていただけました。
観光名所というだけでなく、昔は地元の人々にとってはなくてはならない島なのだと知りました。
3月~10月の短い期間ですが鹿児島にお越しになった際には、砂州を渡り知林ヶ島に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。