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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

イベントレポート「高嶋先生と大嶋助手による!やんばるの森を学ぼう!~入門編~」【やんばる地域】

2022年12月16日
やんばる 大嶋優希
みなさまこんにちは!やんばる自然保護官事務所の大嶋です。
やんばる地域はようやく冬らしい寒さを感じられる時期になってきました。最近は風が強く、冷たい風に煽られながら飛んでゆくサシバやサギを見かけます。

さて、今年の7月26日に世界自然遺産登録1周年を迎えたやんばる地域ですが、皆さんはやんばるの森が「どんな森か」知っていますか? 

知っているようで知らない…そんなやんばるの森を学んでもらいたい!ということで、亜熱帯林の保全と利用に関する研究に17年間取り組んでおられる、琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センターの高嶋助教を講師にお招きし、琉球大学与那フィールドでイベントを開催しました。(共催:琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センター)
実は高嶋先生は、私の学生時代の師匠でもあります。


▲冒頭挨拶の様子

【学びその1 ~座学&体験編~】

座学編

午前中は私と高嶋先生による、座学と屋外での調査体験です。
私のミニレクチャーでは、やんばる国立公園の地図を見てみたり、クイズに挑戦したり…よく知る観光施設が国立公園の中にあることを知った参加者からは「へ~!」と驚きの声も!
高嶋先生のサイエンスカフェでは、戦前から大きな木が残っている森において木の大きさや樹洞の数を調べることで、森の歴史や生き物にとって大きな木が重要であることなどを学びます。参加者からは「もっと聞きたい!!」と感想をもらうほど、真面目なお話も楽しく聞かせていただきました!

 
▲大嶋助手による国立公園紹介          ▲高嶋先生による森での調査風景紹介(写真中央、水色の服を着ているのは学生時代の私です!)

調査編

調査体験では、先生が普段取り組んでいる調査と同じ方法で、専用の道具を使って木を測ったり、木を見分けたり…。初めて触る道具に戸惑いつつも、「もう少し上!」「良い感じ!」など参加者同士でコミュニケーションを取りながら、10m以上もある木を測るという貴重な体験ができました!

 
▲木の高さを測っている様子。         ▲スタッフと一緒に木の見分け方を実践!
 木の一番高いところはどこかな? 

【学びその2 ~観察編~】

午後は、高嶋先生の解説を聞きながら与那フィールド周辺を歩きます。身近な防風林などを例にあげ、人が木を利用してきた歴史などについて実際に木を見ながら学びます。私からは、たまたま森の中で出会ったポトスを紹介しながら、外来種が在来種を脅かしている…というちょっと怖いお話も…。

 
▲高嶋先生による森の利用についての解説    ▲外来種についての解説

イベントを通して…

「森」というと木が生い茂っているイメージを淡々と思い浮かべがちですが、今回のイベントを通して、知っているようで知らなかったやんばるの森の魅力を皆さんと一緒に改めて学ぶことができました。是非、皆さんもやんばるの森へ出かけてみてください。

※山へ入る際は、より楽しんでいただくため・遭難防止のためにガイド同伴での利用をお勧めします。