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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

パークボランティア活動 秋の栗野岳自然観察会

2025年11月15日
えびの 椎葉 美香
 こんにちは、えびの管理官事務所の椎葉です。
 
 11月15日(土)にパークボランティア活動で秋の栗野岳自然観察会を開催しました。
今回は11名の方の参加があり、他の登山者への配慮や安全管理から2班に分けて活動しました。
パークボランティアにはガイドとなって自然解説や火山の成り立ちなど案内をしていただきました。
 
 秋ならではの植物や景色を見ることができたのでご紹介します。
 
 これ何だろう?という声が聞こえ、切り株の根元を見るとまとまって丸いキノコが生えていました。
夏から秋にかけて見られるホコリタケ(触ると胞子が煙のように出てくるキノコ)の一種のようです。
面白いねと皆で写真を撮りました。
あ
タヌキノチャブクロ
 次にアケボノソウです。花びらの黄緑色の部分に蜜腺があります。
蜜を求めてやってきたアリやハエなどに受粉を助けてもらっています。
花びらの斑点を夜明けの星空に例えた種名が付いた植物です。
あ
 
 少し薄暗い林床に目立つ実がなっています。ツルリンドウの実でした。
小さいリンゴのようにも見えてかわいらしい植物です。
あ
 
 栗野岳の第2峰の日当たりのよい草地では、ヤマラッキョウの花が咲いていました。
可憐な花なので撮影スポットになっていました。
あ
 
 そして紅葉はというと、10月は気温が下がったかと思うと、また暖かくなり紅葉の進み具合を心配していましたが、ウリハダカエデやシロモジなどが赤色や黄色に色づいていて、観察会日和となりました。
あ
 
あ
 
 展望のよいところで集合写真を撮る予定でしたが、忘れていたので出発地点で集合写真を撮りました。
参加いただいた皆さまありがとうございました!
あ
※写真の掲載について同意いただいています。