
アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
みぃつけた! 2025パート7
2025年09月05日
五島
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
前回から定期的に見つけた動植物をお伝えしている、みぃつけた!シリーズ。
勝手に好評いただいているもの!と思い、更新していきたいと思います。
今回も初夏に見られた動植物シリーズです。
五島自然保護官事務所の片山です。
前回から定期的に見つけた動植物をお伝えしている、みぃつけた!シリーズ。
勝手に好評いただいているもの!と思い、更新していきたいと思います。
今回も初夏に見られた動植物シリーズです。
アカメガシワ

アカメガシワの花です。
アカメガシワは春の新芽の時期では赤い葉が付きます。
(赤い葉と紙を用いてアカメガシワの擦り出し体験も春にしてみても面白いかもしれませんね)
新芽が赤いことや、柏餅に使われるカシワの葉のように大きな葉を作ることでこの名前が付いたとされているそうです。
アキカラマツ
地域の方の植物観察に同行し、教えてもらった、アキカラマツ。
沖縄を除く日本全国の草原など日当たりのよい場所に見られる多年草の植物で、アキカラマツはカクレミノのように葉が分裂しています。
もしかしたらあなたのお住いの地域にもアキカラマツを確認できるかもしれませんね。
沖縄を除く日本全国の草原など日当たりのよい場所に見られる多年草の植物で、アキカラマツはカクレミノのように葉が分裂しています。
もしかしたらあなたのお住いの地域にもアキカラマツを確認できるかもしれませんね。


ウラギンスジヒョウモン
アキカラマツと同じく地域の方から教えてもらったウラギンスジヒョウモン。
翅(はね)の表がヒョウ柄のような模様、翅の裏は白い(銀色のような)帯が入っていることから、ウラギンスジヒョウモンと呼ばれるようになったそうです。(諸説あり)
ウラギンスジヒョウモンは環境省・長崎県ともに絶滅の危険が増大している種である絶滅危惧Ⅱ類(VU)として掲載されています。
ちょうど自分たちが行ったときに複数のウラギンスジヒョウモンを見つけることができました。
チョウの世界も奥深く、たくさんの種類のチョウがいることに驚かされます。
翅(はね)の表がヒョウ柄のような模様、翅の裏は白い(銀色のような)帯が入っていることから、ウラギンスジヒョウモンと呼ばれるようになったそうです。(諸説あり)
ウラギンスジヒョウモンは環境省・長崎県ともに絶滅の危険が増大している種である絶滅危惧Ⅱ類(VU)として掲載されています。
ちょうど自分たちが行ったときに複数のウラギンスジヒョウモンを見つけることができました。
チョウの世界も奥深く、たくさんの種類のチョウがいることに驚かされます。


ウラナミジャノメ

「ジャノメ」は蛇の目を意味し、翅の裏側(閉じたとき)に蛇の目のような模様が3つあることがウラナミジャノメの特徴です。
現場で見ると蛇の目の大きさなども個体差があることがわかりました。
そのため、金子みすゞさんの詩の一部にある「みんなちがって、みんないい」とはこのことか!と改めて気づかされました。
羽化不全

成虫になるまでの過程で何らかの不具合が生じ、体の一部が本来と異なる形態となることを羽化不全と言います。
羽化不全の場合には飛ぶことができないなど、ほかの虫の餌になってしまうことも多いことから短命のものが多いそうです。
そのため自然界ではなかなか見つけることができません。
少しでも長く生きられることを願います。
私は、初めて羽化不全のチョウを見て心が苦しくなりました。
生き物には必ず寿命がありますが、どの動植物も一日でも長く生き生きと過ごしてもらえたらと思います。
生き物には必ず寿命がありますが、どの動植物も一日でも長く生き生きと過ごしてもらえたらと思います。
