アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブレンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。トラ吉野生へ!【対馬】
2022年09月01日
対馬
皆さん、こんにちは!
対馬厳原事務室の引地です。
令和4年8月20日にケガの治療をおこなっていたツシマヤマネコ(Mh-98:トラ吉)を放獣しましたので、ご報告します。
このオスのツシマヤマネコは、令和3年10月22日に市民の方からトンネル内にてツシマヤマネコがうずくまっているとの通報を受け保護されました。
対馬野生生物保護センター(以下、センター)で検査した結果、交通事故に起因すると考えられる左骨盤の骨折があったことから、外科手術でプレートを骨盤に挿入し、その後センターにて治療・リハビリを行っていました。
対馬厳原事務室の引地です。
令和4年8月20日にケガの治療をおこなっていたツシマヤマネコ(Mh-98:トラ吉)を放獣しましたので、ご報告します。
このオスのツシマヤマネコは、令和3年10月22日に市民の方からトンネル内にてツシマヤマネコがうずくまっているとの通報を受け保護されました。
対馬野生生物保護センター(以下、センター)で検査した結果、交通事故に起因すると考えられる左骨盤の骨折があったことから、外科手術でプレートを骨盤に挿入し、その後センターにて治療・リハビリを行っていました。
トラ吉は治療中、センターの入院室(傷の治り具合を観察・治療する部屋)内で木のボールや餌で遊ぶ様子が良く見られていました。また、床に敷いているマットを持ち上げて噛んでしまうなどややイタズラ好きなトラ吉。
入院室よりも広い野生復帰ケージ(ケガの影響の有無や捕食能力があるか確認する場所)に移動してからもイタズラ好きが続き、ネズミを積極的に追うが中々捕食せずに遊んでしまう時間が長いなど飼育員さんを悩ませていました。
入院室よりも広い野生復帰ケージ(ケガの影響の有無や捕食能力があるか確認する場所)に移動してからもイタズラ好きが続き、ネズミを積極的に追うが中々捕食せずに遊んでしまう時間が長いなど飼育員さんを悩ませていました。
そんなイタズラ好きのトラ吉でしたが、リハビリを重ねていくうちに素早く動くネズミに対して負けずに追いかけ追いつき捕食することが確認できるようになり、運動能力やネズミを捕食できていることなどから野生下でも生活できると判断され放獣が決まりました。
そして、8月20日。約10ヶ月という長い治療やリハビリを終え、トラ吉が野生に帰って行きました。
そして、8月20日。約10ヶ月という長い治療やリハビリを終え、トラ吉が野生に帰って行きました。
☆トラ吉の放獣の様子がセンターのInstagramでも掲載されております
対馬の魅力や、私たちの日々の活動、イベント情報なども掲載しておりますので、是非フォローをお願いします!!!!
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