アクティブ・レンジャー九州地区
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
アクティブレンジャー仕事紹介‼ モニタリング調査 ~白嶽編~
2025年06月20日
対馬
はじめに
皆さんこんにちは!厳原事務室の比嘉です。アクティブレンジャーとして日々、ツシマヤマネコのモニタリング調査を実施しています。
今回はモニタリング調査の白嶽(しらたけ)のカメラについて深堀していきます!!
今回はモニタリング調査の白嶽(しらたけ)のカメラについて深堀していきます!!
白嶽ってどんなとこ?
白嶽は対馬にそびえ立つ標高518mの山で対馬のシンボルともいえる山です。山頂の岩肌が空に突き出すその姿は圧巻で、九州百名山に指定されています。
また、貴重な原生林を持ち、大陸系植物と日本系植物の混成が見られ、国の天然記念物にも指定されています。(出典:対馬観光物産協会)
また、貴重な原生林を持ち、大陸系植物と日本系植物の混成が見られ、国の天然記念物にも指定されています。(出典:対馬観光物産協会)


白嶽のカメラ
白嶽のカメラは登山口に続く道路のわきに設置されており、日中は登山客や車の往来が絶えない道となっています。コンクリートで舗装されているため、かなりあるきやすく多くの方が利用している道ですが、ひとたびカメラをかけてみると、人以外にも多くの通行人の姿が確認できます…



今回の見回りでは、イエネコ、イノシシ、ツシマヤマネコなどが確認できました。この場所でのツシマヤマネコの撮影は2023年が最後で止まっていたのですが、この度2年ぶりに撮影することができました。ツシマヤマネコの撮影数は全体の1%にも満たないですが、この撮影がツシマヤマネコの生息域を確認する貴重な情報になっています。
最後に
今回は、モニタリング調査(白嶽)について皆さんにお伝えしました。山頂に広がる絶景を求めて多くの方が白嶽に訪れていますが、その噂は人間以外にも広まっているのかもしれません…
また、カメラの撮影結果からわかるように、対馬では多くの動物たちが道路を利用しています。特に夜の運転の際は、動物たちに注意して安全運転を心がけるようお願いします。今後も、アクティブレンジャーの仕事をどんどん紹介していきますのでよろしくお願いします‼
また、カメラの撮影結果からわかるように、対馬では多くの動物たちが道路を利用しています。特に夜の運転の際は、動物たちに注意して安全運転を心がけるようお願いします。今後も、アクティブレンジャーの仕事をどんどん紹介していきますのでよろしくお願いします‼