ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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阿蘇くじゅう国立公園

161件の記事があります。

2018年11月22日秋の出前授業 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

 こんにちは。

 11月に入り、九重町立飯田小学校の5年生からアクティブ・レンジャーに外来種の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。

 飯田小のある飯田高原では「特定外来生物」に指定されているオオハンゴンソウの駆除を地元ボランティア団体や地域のまちづくり協議会などが行っています。

↑今年の6月の様子。地域の大人から子どもまでみんなで作業。

↑地元ボランティア団体によるタデ原湿原での駆除活動。今年はタデ原の群生地を駆除。

スコップを使って抜いた後に、根と花芽のみ切り取り処分。2グラム程度の根からまた芽を出すことがあるため、抜根の際には根を残さないように注意を払います。

 普段からそういった活動や話しを聞く機会も多く、飯田小の子ども達はオオハンゴンソウと言われて、「特定外来生物」の言葉が出るほど外来種の知識が豊富です。

 そんな子ども達にどんな話をしようかと考えていたのですが、当日は「外来種ってなに?」から始まり、写真や地図を使って、10年後、20年後、飯田高原で自分の子供達に残したい物や場所について話し合いました。子ども達からはヒゴタイやタデ原の花を残したいなどの意見が出ました。

 外来種駆除というと活動が先行し、時に目的を忘れてしまうときがありますが、今日の子ども達との話し合いで何のために駆除を行っているのか、原点に帰る時間をみんなで共有することができました。今後も飯田高原の自然を通して地域の未来について話し合っていければと思います。

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2018年11月01日紅葉 紅葉 くじゅう! 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

こんにちは。

秋も真っ盛りになりましたね。

くじゅうでも紅葉は今が一番見頃です。

今年のくじゅうの紅葉は本当に綺麗で、当たり年のようです。

くじゅう管理官事務所の前の園地でも本当に今が綺麗です。

更にこの園地は今年度に整備されたもので、一段と良くなりました。

毎日移り変わってゆく色づいた紅葉に通勤が本当に楽しいです。

皆様も紅葉の素晴らしさを感じにくじゅうにいらして下さい。

園地でゆっくり散歩したり、ランチを取るのがオススメです。

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2018年11月01日くじゅうの自然に感謝する日 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 小泉 敦

10月13日は大分県が制定した"くじゅうの自然に感謝する日"で、くじゅうエリア各地で登山道整備やゴミ拾い作業などの活動が行われました。

 

私は「九重の自然を守る会」のオオハンゴンソウ駆除活動(外来種駆除活動)に参加しました。

過去のAR日記でも何度か書いておりますが、この地域は外来植物のオオハンゴンソウがかなり生育しています。

外来植物そのものは、決して悪い物ではありませんが、環境省や地域の人々が守りたい場所に入るとその生態系を崩してしまう事もあるので、駆除活動を毎年行っています。中でも、【オオハンゴンソウ】という植物は根からの抜根が必要で、一つ一つスコップで作業をしなくてはいけないので、とても大変です。

昨年度はオオハンゴンソウが咲いている場所のうち10箇所以上も作業をしました。

しかし、場所が多いとその分、作業が中途半端に終わり残った分を刈払い機で刈り取り、根が来年度に残るということを繰り返してきました。

そのため、今年度は1箇所を集中的に作業し、その場所での根絶を目指しています。

今年度はあと2~3回活動がありますが、ようやく、目標に近づいています。

当日は"くじゅうの自然に感謝する日"という、イベントの形でしたが、常にこの【くじゅう】の自然を守ろうと活動されている方々がいること、そしてそれに参加出来ていることを感謝しながら作業をしました。

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2018年10月31日11月4日 秋のパステル画教室のお知らせ 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大津 花

(一財)自然公園財団阿蘇支部の主催でパステル画教室が開催されます!

阿蘇の火口・草千里・烏帽子岳・杵島岳が一度に見える阿蘇火山博物館3階テラスにて、

じっくり時間をかけて、絵を描くことのできるイベントです。

パステル画は描いたことがない!という方でも大丈夫です。

講師の方がわかりやすくコツを教えてくださいます。

この教室は夏にも開催され、私も参加してきました。

 △手前の草千里と奥の烏帽子岳を1枚におさめます

 △描いている途中

デコボコや陰影・色彩など、普段見ていても描こうとすると難しいものですが、

山とじっくり向き合って、のんびりとした良い時間を過ごせました。

肌寒いですが、屋外でも室内でも自由に場所を選んで描くことができます。

上手に描けるかは気にせず、自然を絵画を通して感じてみてはいかがでしょうか?

阿蘇くじゅう国立公園で芸術の秋を!

↓お申し込みはこちらへ↓ 

 ●一般財団法人 自然公園財団 阿蘇支部●

  電話番号:0967-34-2171

  FAX:0967-34-2007

  (住所・氏名・年齢・電話番号をお伝えください)

  ※先着順です。金曜までを目安にお早めに!

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2018年10月18日Sea of clouds in Aso Caldera

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

It has been suddenly cold in early morning and evening here in Aso, Kumamoto.

This is the time when you encounter clouds in the valley. My favorite is view from outer rim of caldera with Aso Five peaks in. Aso Five peaks look as if the Buddha is lying down. When I see clouds in the valley, sunshine and the lying Buddha together, I cannot stop myself putting my hands together and wishing for a good day.

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2018年10月18日雲海の季節 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

阿蘇では朝晩がぐっと冷える様になってきました。この時期は雲海の時期でもあります。

外輪山から阿蘇五岳にかかる雲海の景色が私のオススメです。阿蘇五岳は仏様が寝ている

ように見え、涅槃像ともいわれています。雲海、朝日、涅槃像が拝めるときには、一日の

始まりについ手を合わせたくなります。

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2018年10月18日A secluded place found in Aso, Kumamoto!

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

In Aso Caldera exists an outdoor library with stunning views of four seasons, called "Aozora Library." It literally means blue sky library.

The library is open to those living and staying in the area and users can swap books freely if they wish. Hense the library continues to evolve. I highly recommend you to visit here to indulge yourself in slow and relaxing time away from a busy life.

For more information, visit http://www.aso.ne.jp/asobi-gokoro/index.english.html

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2018年10月18日阿蘇で見つけたこんな場所! 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

阿蘇のカルデラの中に黄金色の稲に囲まれながら本を片手にゆっくりのんびり過ごすことが出来る「あおぞら図書館」があります(利用はこの地域に住んでいる人と宿泊している人限定です)。

ここはみんなで創って行く図書館で訪れた人が本を持ち込んだり、好きな本があれば持って行っても良く、その時その時で貯蔵本が入れ替わって、常に新鮮さを感じられる所です。普段の忙しい日常からはなれ、ゆっくりとした時間を阿蘇の壮大な大地に囲まれて過ごすのがオススメです。

詳しい詳細&問い合わせは:http://www.aso.ne.jp/asobi-gokoro/aso.html

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2018年10月04日秋のお出かけに菊池渓谷! 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 大津 花

こんにちは!

阿蘇の草原ではススキの穂がそよぐ、肌寒い季節となりました。

9月5日、菊池渓谷の巡視へ行ってきました。

菊池渓谷は熊本地震の被害を受けましたが、今年3月24日に利用再開されました!

まだ一部入れない部分もありますが、利用できるエリアについてはこの図をご覧下さい。

● 9/27時点 菊池渓谷ガイドマップ ●

通れる道:黒太点線  通れない道:黄色×印 で示しています。

※ 3つ目の橋を渡り、売店などがある道(九州自然歩道)へ帰るルートは、

  今年の台風19号で倒木などがあり、現在通ることができません!

  広河原まで行った後は、来た道を戻ることになります。

※※菊池渓谷より上(阿蘇市側)にある中央駐車場より渓谷に降りる遊歩道も

  通行止めになっています。

菊池渓谷公式HPもご覧下さい http://kikuchikeikoku.jimdo.com/

これから、きれいな紅葉の時期を迎えるということで、

現在利用できるエリアをご紹介します!

こちら(下写真)の入り口から道を正面にまっすぐ歩き、

展望所やトイレ等がみつかればそこが渓谷散策のスタート地点です。

赤い吊り橋を渡ってはじめにたどり着く「黎明(れいめい)の滝」です。

遊歩道は、なだらかな土の道です(下写真の左側)。

河原へは階段や岩場を歩く必要があります。

2つ目の橋を渡らず通りすぎて広河原まで歩く途中には、

「天狗滝」や「四十三万滝」を間近で見ることができます。

針葉樹の森の下、ふかふかの木くずの道を進んでたどり着くのが、

菊池渓谷の一番奥のスポット「広河原」です。

うっとりする美しい水は、ずっと見ていられるほどです。

スタート地点から1時間ほど歩きますが、癒しの時間が過ごせます。

【【ぐるっと一周はできませんが、メインのスポットのすべてを堪能できます!】】

最後にもう一つご報告です。

今回の巡視は、パークボランティアの御2人、職場体験に来ていた阿蘇中学校2年生の2名とまわりました!写真での記録や観察など、熱心に取り組んでくれました。地元の国立公園について、より詳しくなってくれたことと思います。

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2018年09月20日山岳遭難防止へ向けて 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは!

くじゅうの短い夏も終わり、朝晩肌寒い季節となってきました。

さて、最近新聞でも山岳遭難事故について取り上げられていますが、くじゅうでも山岳遭難事故が問題となっており、7月に大分県警、林野庁、消防、環境省、竹田市、大分県、くじゅう地区管理運営協議会の関係機関で集まり話し合いがもたれました。

そこで、遭難の問題となっているルートについて意見が出され、後日、問題ルートの対策に向けて事前調査を行いました。

▲赤線部分が今回問題となっているルート

この写真、どちらが登山道かわかりますか。

正解は右です!!

このような水の通り道と登山道が分かりづらい箇所が登山道にはあります。

問題となっているルートでは、こういった箇所でルートを外れてしまい道に迷うというケースが起きています。

この場合はどちらでしょう。

正解は右です!!

この場合はルートを下ってくると沢沿いへ誘導されてしまい、一度沢沿いに降りてしまうとあさっての方向に下ってしまい迷ってしまいます。

この事前調査をもとに、関係機関で調整をし、このルートへの立ち入り禁止看板の設置を行いました。

当日は竹田警察署、大分県、環境省と合同で、登り口と下り口二手に分かれて作業を行いました。

こちらは山頂登り口です。

竹田署の方と協力してロープ張りと看板の設置を行いました。

こちらは登り口の様子です。

 

秋雨が続く中、当日は晴天とはいえないまでも雨に降られることもなく、無事に作業を終えることが出来ました。秋の登山シーズンに入る前に問題のルートを閉じることが出来、とりあえず関係者一安心という様子でした。

最後に秋の大船山(2015)、泉水山(2011)の様子です。

 

これから紅葉も始まり、登山シーズンに入りますが、しっかりとした準備と登山計画を持って安全に登山を楽しんで下さい。

▼くじゅうの登山情報▼

http://kujufanclub.com/

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