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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。

水サミット関連シンポジウムが開催されました!

2022年05月24日
九州地方環境事務所

こんにちは!

今年の1月から熊本の九州事務所でアクティブレンジャーをしている相澤樺音(あいざわかのん)と申します。

初めてAR日記を投稿します。これからたくさんの方に読んでいただけると嬉しいです!

 

今日は521日(土)に熊本市で開催された、第4回アジア・太平洋水サミット関連シンポジウム【熊本の水と阿蘇草原ってどんな関係?!】について報告します。

 

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阿蘇くじゅう国立公園の大きな特徴である、豊かな草原は、 観光地として人気なだけではなく農業利用、貴重な生物の生息地、炭素の固定、水源涵養など様々な機能を有しています。一方で、阿蘇の草原は野焼きをはじめとする維持管理の担い手不足や放牧利用の減少などから、その面積が減少傾向にあります。本シンポジウムは、草原の水源涵養機能に着目し、「阿蘇草原と熊本の水のつながり」という観点から、「水」と「草原」を守るために皆でできることを考えるというテーマのもと開催されました。

 

 

          

 

シンポジウムでは、研究者や行政関係者、地元関係者の意見に100名を超える参加者が熱心に聞き入っており、参加者から質問が飛び交う場面も見られました!

 

 

 

 

 

今回、講演者と参加者のあいだで阿蘇草原の役割や課題を共有できたことが大きな成果となりました。「水」と「草原」を守るためにも、地域内外や立場の枠を超えた協力が不可欠であり、本シンポジウムは個人と団体がそれぞれの立場で何ができるかを考える大きなきっかけとなったように感じます。

 

 

私自身は、これから下流域の熊本市や県外の人などより幅広い層が阿蘇草原に興味を持ち、観光やボランティアで阿蘇を訪れたい!応援したい!という気持ちになる機会を作りたいと思いました。

           

            

↓↓シンポジウムの動画や資料は以下のURLからご確認いただけます。興味のある方はぜひご覧ください!!

 

http://www.asogreenstock.com/live_streaming/