アクティブ・レンジャー日記
小浜島の巡視【石垣地域】
2022年04月28日
石垣
アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。
石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。
西表石垣国立公園の巡視を小浜島にて行いました。
小浜島は八重山のほぼ中央に位置し、島全域が国立公園に指定されています。
赤瓦の民家が残る集落やサトウキビ畑、マングローブ群落などの多彩な風景が凝縮され、沖縄らしさをゆったりと満喫できます。
▲一面に広がるマングローブ群落(石長田海岸)
島の最高地点、標高99mの大岳(うふだき)は国立公園内の第2種特別地域です。
急な角度の階段が多くありますが10分ほどで頂上にたどり着くことができます。
頂上からはサトウキビ畑が広がる島の風景が見渡せ、竹富島や新城島や黒島、天気の良い日は波照間島も望めます。
▲大岳から石垣島を撮影
大岳の隣にある西大岳(いりうふだき)も国立公園内の第2種特別地域です。
大岳よりも気軽に5分ほどで登山することができます。
頂上からは美しい海と大岳を望むことができ、2001年度に放映された朝の連続ドラマ「ちゅらさん」の石碑が設置されています。
巡視を行った日も多くの観光客が訪れていました。
▲西大岳の展望台にある「ちゅらさんの碑」
国立公園は、日本を代表する優れた自然の風景地を守り、将来へと受け継いでいくための場所です。しかし、自然を守るだけでなく、その地域ならではの多様な自然とふれあい、その自然を活かしたアクティビティを楽しみ、そこで暮らす人々の独自の文化や歴史を知るなど、さまざまな体験や発見ができる場所でもあります。
ぜひ、お近くの国立公園にも足を運んでみてください。
国立公園に、行ってみよう!