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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

石垣島最北端の海岸清掃【石垣地域】

2022年03月31日
石垣

アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。

石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。

西表石垣国立公園特別地域に指定されている石垣島最北端の平久保にある平野海岸において、地元のボランティア団体「海Loveネットワーク」の海岸清掃に参加してきました。参加者は110名でした。

海岸にはたくさんのゴミがあります。その多くは、私たちが普段の生活で使用していたペットボトルや空き缶、レジ袋、使い捨てプラスチックなどの家庭ゴミが捨てられ、河川などを通じて海へ流れ込み、海岸に流れ着いた「漂着ゴミ」です。

▲レクチャーを受ける様子

一見何もないようにみえる海岸でも海岸林の下には果てしなく広がるゴミがいくつも散乱していました。植物の根やツルに絡まったゴミを解きながら拾うのは大変です。

▲海岸清掃の様子

ゴミを拾うのがゴールではなく、分別まで行うのが海岸清掃です。分別にはゴミを拾う以上に時間と労力が必要です。海岸清掃の分別は地域ごとにルールが異なるのでレクチャーを受けました。

ただ、種類ごとに分ければ良いのではないのです。例えばペットボトルの分別の際には、中身のないものと中身が入っているものに分けなければなりません。中身が入っている物は海岸清掃をする人の安全性を考えてフタを開け中身を出さなくても良いことになっています。水やお茶なら問題はないかも知れませんが、タバコが詰め込まれたものや、危険な液体の可能性があるからです。

▲分別のレクチャーの様子

また、発泡スチロールを小さくするために折ると細かく崩れ、マイクロプラスチックとなります。小さなゴミも増やさないよう袋の中で小さくするなどの工夫も大事です。

▲分別作業の様子

▲回収した海岸ゴミ

今回は1時間という短い時間の中で行いましたが、1つ1つを拾うのは果てしなく、全て回収することは叶いませんでした。

それでも、集めたこのゴミが海岸に広がっていたと考えると恐ろしく感じます。

○燃やせないゴミ58袋

○ペットボトル138袋(約6800本)

○発砲スチロール74袋、(特大)72個

○漁具36袋、(かたまり)約30㎏

...まだまだありますが代表的なゴミを記載しました。

海岸清掃活動は、海岸のゴミをなくすには何ができるのか、考えるきっかけになります。

こうした美化清掃活動を続けていくことや、普段の生活でゴミなるべく出さないようにするなどの意識や行動が大切です。

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