アクティブ・レンジャー日記
サンゴSHOWでおうちカフェ ~サンゴと歩んだ20年~【石垣地域】
2021年04月12日アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。
石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。
地域の皆様から「サンゴセンター」と親しんで頂いている国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターが開所20年の節目を迎えたことを記念し、3月6日(土)、「サンゴSHOWでおうちカフェ ~サンゴと歩んだ20年~」と題し、サンゴ礁の価値や重要性、保全の必要性を考えるきっかけとなるようイベントをWEB配信にて開催しました。
サンゴSHOWでおうちカフェの様子をご紹介します。
◯看板お披露目
イベントの前日である3月5日(サンゴの日!)に、地元小学校の児童がサンゴの破片や、貝殻、シーグラスを使ってサンゴセンターの表札看板をリニューアルしてくれました。
サンゴを慎重に運び作った看板は、どんな看板に仕上がったのでしょうか。
「1、2、サンゴ!!!」の掛け声とともに看板のお披露目をしました。
この看板がサンゴセンターの新しい顔になります。
↓以前の看板とはまた違った、個性あふれる看板ができました。
国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター20周年記念WEB配信イベントのお知らせ【石垣地域】
◯トークセッション第1部「サンゴってなに?」
サンゴに詳しい琉球大学名誉教授の土屋先生が、サンゴ・サポーターである石垣島の大人気アーティスト「きいやま商店」からの質問に答える形式で、写真で説明しながらサンゴの基本的なことについておさらいしました。
◯トークセッション第2部「サンゴと歩んだ20年」
土屋先生と石垣自然保護官事務所職員が、サンゴセンターを拠点に行われてきた石西礁湖再生事業を中心としたサンゴ礁に関する情報の収集・整理・提供や海外支援活動、普及啓発活動などの20年の取組みを、八重山でのできごとをまとめた年表と一緒に振り返り、達成できたことやこれからの課題についてのトークを繰り広げました。
◯講演「サンゴは魚とお友だち!?~サンゴと生き物のつながり~」
サンゴにちなんだ講演として、水産総合技術研究所の名波さんを講師にお迎えし、サンゴ礁を住処とし、サンゴをエサとする魚の生態についてお話くださいました。
魚の種類によって食べるサンゴの部位や食べ方が違うことなど、動画を交えた説明は子どもにも分かりやすく、サンゴの重要性を、サンゴそのものだけでなくサンゴと関係のある生き物の視点からも考えるきっかけになりました。
◯ミニライブ「サンゴSHOW TIME」
最後に、サンゴ・サポーター「きいやま商店」によるミニライブが行われました。
「画面の向こう!盛り上がってますか~!?」
サンゴ礁保全再生応援ソング「1、2、サンゴー!」や、他の曲も「サンゴ保全」と歌詞を替えて歌ってくださり、サンゴを守ろうという強いメッセージを届けてくださいました。
初の試みであるWEB配信イベントを通して、サンゴ礁やサンゴセンターに親しみを持ってもらい、少しでもサンゴ礁のためにできることを考えるきっかけになっていただけたら嬉しいです。
八重山の、日本の、世界のサンゴ礁を守るため、これからも多くの方とともに一歩一歩進んで行けたらと思いますので、よろしくお願いします。
みなさまのご視聴ありがとうございました!!
サンゴセンターでは、常設展示も行っております。
是非遊びにお越しください!