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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

ツシマヤマネコの放獣をおこないました!

2021年02月22日
対馬 清家日向

こんにちは!

対馬自然保護官事務所の清家です。

先日、ケガの治療をおこなっていたツシマヤマネコを放獣しましたので、ご報告します。

このツシマヤマネコは1月16日に錯誤捕獲の通報をうけ、保護したヤマネコになります。

センターでの検査の結果、錯誤捕獲される前に負傷したと思われる傷が背中に見つかり、

治療をおこなっていました。

↑保護された、オスの成獣。入院室での様子。

そして、2月3日に無事治療が終了し、保護した場所の近くで放獣することができました!

↑放獣当日の様子。治療のために背中の毛を刈っているため背中が白くなっています。

放獣の際は、元気よく走っていったので安心しました!

↑勢いよく飛び出すヤマネコ。

しかし、放獣したからといってすべてが終わった訳ではありません。

このヤマネコが野生に帰った後も無事に過ごせているかを調べるため、

現在、追跡調査をおこなっています。追跡調査は、ヤマネコに首輪型発信機をつけ、発信機から発信される電波をもとに追跡する、ラジオテレメトリー調査という方法でおこなっています。

対馬野生生物保護センターでは、24時間ツシマヤマネコの通報対応を行っています。

対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)

「道路で倒れていたのはヤマネコじゃないか」、「仕掛けていたワナにヤマネコがかかってしまった」、

「今朝ヤマネコを見かけたが、ケガをしているようだ」、「〇〇でヤマネコを見かけた」などなど、、、

みなさまの通報がツシマヤマネコを助ける大きな情報減になります。

ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。