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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

シカ調査に同行してきました!【平戸・九十九島地域】

2021年01月22日
佐世保 溝口恵美

 はじめまして。

 11月末より佐世保自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーとして着任しました溝口と申します。

これから魅力ある西海国立公園(平戸・九十九島地区)での活動をたくさん発信していきたいと思います。

 1月13日(水)に、九十九島ビジターセンターが来年度から実施するシカ調査の勉強会に同行しました。

現在、県北にもシカの生息範囲が拡大しているという情報があり、影響が生じていないか確認するため生息状況や動向を把握する調査を行っていくとのことで、この日は勉強会として長崎県鳥獣保護管理員および平戸市鳥獣被害対策実施隊員の方に説明をうけました。

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目立つよう蛍光色の服を着用      

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 土砂崩れによる足場の悪い斜面をひたすら進む

 調査していくに当たり、どういった場所でシカが生活しているのか、移動をしているのかを知る必要があるため、小関氏に様々な痕跡の見つけ方を教えていただきました。このエリアに住むシカはアオキという植物を好むらしく、食痕はアオキばかり。ヌタ場にはしっかり足跡も!他にも角を研いだ木の幹の傷跡、大量の糞など様々な痕跡が確認できました。

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  葉っぱが全て食べられてしまったアオキ      中央に鹿の足跡

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         角の研ぎ跡                シカの糞

 今回の勉強会で、ビジターのスタッフも今後行う調査へ向けてのスキルアップができたと思います。

 来年度からのシカ調査にも是非同行させていただき、自然環境に対する意識を向上させ、自分自身のスキルアップに繋げて行きたいです。