アクティブ・レンジャー日記
北部JPR活動第1回・第2回【石垣地域】
2020年08月14日アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。
石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。
石垣島北部地域に住んでいる子ども達を対象に行った、子どもパークレンジャー(略称JPR:Junior Park Ranger)の第1回と第2回の活動を紹介します。
今年度第1回の活動では、野底崎にてコーステアリングを行い、海岸探索による自然・地形観察をしました。
コーステアリングとは、イギリス発祥の新しいスポーツで、普段は行くことができないと思っている海岸線の岩場を、徒歩や遊泳しながら進みます。
ライフジャケットと膝当て、そしてヘルメットを装備して野底崎の完全攻略を目指します。
砂浜から歩いてスタートします。
足のつかない深さの海もどんどん泳いでいきますが、泳いでばかりだと疲れてしまうので、岩場からも進みます。
陸側から探索、海側から探索。
かなり高い場所まで、自らの力で進みます。
飛び込みポイントでは大はしゃぎでした。
第2回の活動では、西表石垣国立公園に指定されている野底林道沿いで、「アコークロー」に生き物調査をしました。
アコークローとは、沖縄の方言で、明るい(あこう)暗い(くろう)を意味し、日が沈んでもまだ明るい夕暮れ時のことを言います。
夜の生き物の鳴き声に耳を傾け、寝ているところを起こさないように注意しながらライトを照らして生き物を見つけます。
見つけた生き物をまじまじと観察している様子。
特定外来生物であるオオヒキガエルも捕獲することができました。
水たまりのそばでハブを発見。やってくるカエルを狙っていたようです。
どの回も無事に活動を終えることができました。
まだまだ北部JPR活動は続きますので、随時お伝えしていきます。
これからも、石垣島の自然環境に触れ、自然体験等を通して環境保全に対する意識を高め、地元の素晴らしい自然に親しみをもって欲しいと思います。