アクティブ・レンジャー日記
九州豪雨くじゅう登山道情報(長者原~坊ガツル)【くじゅう地域】
2020年07月29日こんにちは。
7月の九州豪雨により、くじゅう連山の登山道において被害が出ています。
そこで、今回は長者原から坊ガツルまでの登山道の状況についてお伝えしたいと思います。
登山道の最新情報は、下記ホームページよりご覧頂けます。
↓最新情報(長者原ビジターセンターHP)↓
▲随時更新されておりますので、HPより最新版の確認をお願いします
長者原から坊ガツル(九州自然歩道)を含む今回の巡視ルートです。
長者原から坊ガツル間では、谷沿いの土砂が流れ込み、登山道が一部わかりにくくなっています。このようにテープを巻いて対応していますが、以前と登山道の様子が変わっていますので過去に登られた方でも注意が必要です。
▲黄色テープを巻いて誘導
昨年度登山道整備した箇所も今回の豪雨で杭やロープが流されてしまいました。
▲昨年秋の様子 ▲大きな石が流れ込み以前の登山道とは様子が一変
また、雨ヶ池の木道では、水が溜まり、地盤がゆるんだことによって、木道のぐらつきが見られます。現在、一部のぐらつきの大きい木道に使用禁止の張り紙を行っています。
▲木道2箇所使用禁止
雨ヶ池から坊ガツルに抜けたところで登山道の浸食が見られます。
法華院に向かう橋では一部損傷が見られます。
法華院から北千里に向かうルートでは、登山道が一部土砂崩れにより流されており、注意が必要です。
▲崩落箇所を避けて通行
▲増水により登山道に水が流れている箇所があります
現在も関係機関で現地調査を行い、登山道情報を長者原ビジターセンターに集約している状況です。登山道の最新情報については日記の冒頭にて掲載しております。今回の豪雨で通行不能となっている登山道もありますので、登山を行う際には登山道の最新情報を入手した上、計画立てをお願いいたします。