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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

パークボランティア活動再開! 【雲仙地域】

2020年06月26日
雲仙

こんにちは!

雲仙自然保護官事務所の前川です。

九州地方も梅雨入りし、標高700m近くの雲仙温泉も蒸し暑い日が増えてきましたが、

九千部岳では初夏の雲仙の風物詩、「ヤマボウシ」が見頃を迎えています。

▲九千部岳山頂付近より 2020年6月20日

さて、5月30日(土)には雲仙地域パークボランティアの皆さんと共に、おしどりの池周辺で外来植物「オオキンケイギク」の除去活動と清掃活動を行いました。

オオキンケイギクは北アメリカ原産の多年草で、5~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。ぱっと見きれいな花なのですが、旺盛な繁殖力で在来の生態系に被害を与えるため、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。

(参考リンク:九州地方環境事務所 外来生物-オオキンケイギクについて

http://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.html)

国立公園である雲仙温泉街でも残念ながらオオキンケイギクが繁殖しており、

パークボランティアによる除去活動を行っています。

当日は今年度初めての活動となったこともあり、21名ものパークボランティアの皆さんにご参加いただきました。

毎年継続して除去を行っていることもあり、パークボランティアの皆さんが手際良く作業されていたのが印象的でした!

雲仙に来てみて、これまで見過ごしていた雲仙の何気ない風景も、多くの人たちの努力があって守られてきたことを知りました。

これからもパークボランティアや地元の住民の方と協力しながら雲仙の美しい自然を保てるよう取り組みます!