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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター20周年【石垣地域】

2020年05月12日
石垣

アクティブレンジャー日記をご覧の皆さん、はじめまして。

今年度新しく石垣自然保護官事務所のアクティブレンジャーとして着任いたしました、田村 彰帆(たむら あきほ)と申します。

八重山諸島の魅力を伝えられるよう精一杯頑張ります。これからどうぞよろしくお願いいたします。

さて本日、2020年5月12日、環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターは、開設20周年を迎えました。近所の子どもたちや地域のみなさんからは、親しみを込めて「サンゴセンター」と呼んでいただくことが多いようです。

記念すべき日記1ページ目は、そんなサンゴセンターについて紹介をしようと思います。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター 白い壁と赤瓦屋根が目印です!

▲ 国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター 白い壁と赤瓦屋根が目印です!

サンゴ礁の保全や自然再生を進めていくため、サンゴ礁に関する情報の収集や提供、研究や学校教育への支援も行っています。

例えば、モニタリング調査では、石垣島周辺や石西礁湖を中心に、様々な影響を受け、絶えず変化しているサンゴ礁の現状を継続して把握しています。その結果をもとに、オニヒトデの大発生や大規模白化などいろいろなダメージから復活しようとするサンゴの自然回復力を補助する取組や、関係機関などと協力して行う活動について、どうしたらサンゴ礁をより力強く保全できるのか見直しながら実施しています。

さらに、最新の調査結果や自然再生に関する取組などをわかりやすく発信することもサンゴセンターの重要な役割のひとつです。サンゴセンター内にある石垣自然保護官事務所が事務局を務める石西礁湖自然再生協議会でも、得られた情報が発表されています。

<石西礁湖自然再生協議会ニュースレター>

http://www.sekiseisyouko.com/szn/entry/newsletter.html

また、多様な生物に「食」と「住」を提供し、癒しや観光資源、天然の防波堤など私たち人間の生活にも多くの恵みをもたらしてくれているサンゴ礁の重要性、保全の必要性についてより深く理解していただくため、特別展示などを行うとともに、学校や地域の方の協力を得て実施するサンゴ学習の支援や、「海の自然教室」など西表石垣国立公園をはじめとする各フィールドを利用した普及啓発活動も行っています。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターは、地域の方や関係機関、団体など、たくさんの方に支えていただき、20周年を迎えることができました。この場をお借りして感謝いたします。

秋頃に20周年イベントとして楽しめる企画ができたらと考えておりますのでお楽しみに!

豊かで美しい八重山の、日本の、世界のサンゴ礁をずっとずっと守っていけるよう、これからも多くの方とともに一歩一歩進んで行けたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

コロナが収束したら是非遊びに来てくださいね!

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現在臨時休館しています。

再開時期につきましては、地域での状況等を踏まえ、沖縄奄美自然環境事務所ウェブサイトで改めてお知らせします。

<環境省沖縄奄美自然環境事務所ウェブサイト>

http://kyushu.env.go.jp/okinawa/index.html