アクティブ・レンジャー日記
カタツムリってなんだ!?カタツムリのフシギを発見しよう!
2019年08月02日こんにちは。渡嘉敷事務室の三石です。
子供達は夏休み真っ只中ですね!7月30日、講師にNatural box株式会社の石神安弘氏をお招きし、身近にいるカタツムリをテーマに観察会を実施しました。
野外観察に出発する前に、まずはカタツムリについて予習をしました。「カタツムリの絵を書いてみて」と
言われると、なぜかみんな恥ずかしそうにして誰も書いてくれません‥。
慶良間自然保護官事務所メンバーから書いてみました。
殻が丸いもの・長いもの、触覚や目の位置、個性が出ていますね。
この絵の中では、殻が右巻きと左巻きがありますが正しいのはどっちでしょう?という質問に、
みなさん悩んでいましたが、答えは両方ともいるでした!
こちらはカタツムリの殻の特徴を観察し、種類の分類が出来る事を学びました。
砂と微少なカタツムリが入ったケース。
見分けがつくかな?
世界最大のアフリカマイマイから、大きさがミリ単位のカタツムリなど沢山の種類がいることを学んだ後は、いよいよカタツムリハンティングへ出かけました。
少し湿った場所の朽ちた木や落ち葉の下を探します。
最初は「いないよー」「気持ち悪い」と言っていた子供達でしたが、しばらくすると「みつけた!」「これはレア物かもしれない」とどんどん自分たちで探し出していました。
野外観察終了後、早速見つけたカタツムリの種類を調べてみました。
平べったい殻を持つオオカサマイマイ、トゲトゲがついたオキノエラブヤマトガイ、2ミリ程しかない
オレンジ色のリュウキュウゴマガイなど、約1時間で10種類のカタツムリを見つけることができました。
子供達の感想からも多く聞かれましたが、身近にいるのに余り気にしたことがなかったカタツムリ。
見たことある、知っていると思っていたのはほんの一部で、実は奥が深い生き物だった事がわかりました。
慶良間諸島にはいったい何種類のカタツムリがいるのでしょうか、謎は深まるばかりです。
いつか新種が発見される日が来るかもしれませんね。
さがしてみてね。