アクティブ・レンジャー日記
サンゴの産卵
2019年06月20日
慶良間
はいたい!(こんにちは!)
慶良間諸島でサンゴの産卵がありました。
べた凪の水面に映る夕日に包まれながら準備をして海の中へ。
海へ入る前の夕暮れブルーもステキでした。
今回、写真が撮れたのはミドリイシの仲間のサンゴです。
一斉に始まった産卵は、海の中に星空が入り込んだかのような息をのむ光景でした。
さらに近づくと、ポリプの一つ一つからピンク色のつぶがうまれてくるのを見ることができます。
このピンク色のつぶは「バンドル」と呼ばれ、中には卵と精子が詰まっています。
バンドルは水面に到着すると割れて、他のサンゴの卵や精子と受精をして、しばらく海を
漂った後に水底で過ごしやすい場所を見つけて育っていきます。
たくさんのサンゴが育ってくれることを願います。
夜の海では、昼間なかなか見ることのできない生き物たちも観察できます。
↑サンゴの隙間で眠るスズメダイたち ↑モクズショイ(カニ)見えますか??
↑テヅルモヅル ↑ゼニガタフシエラガイ
たくさんの生き物たちがあふれる慶良間諸島国立公園の海。
改めて、海洋ゴミなどの流出を一人一人が行動に移して解決して行かなければいけないと思った
ナイトダイビングでした。