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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

日本初の取り組み!!阿蘇山上ビジターセンターがオープンしました!Vol.1 【阿蘇地域 藤田】

2019年03月28日
阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 藤田

 平成31年3月22日現在、火山活動の活発化によりレベル2の1km規制がかかり、阿蘇中岳火口への見学はできません・・・・。「じゃあ、どこいこう?」となった時にオススメの施設ができました!

 3月17日(日)に、平成28年度の熊本地震により被災した『阿蘇火山博物館』の1階フロアに『阿蘇山上ビジターセンター』がオープンしました。復興支援を目的として民間の施設に、環境省の施設が入るのは初めてとなり、注目を集めています。

 

  

        阿蘇火山博物館        玄関口

  

環境省 森本事務次官による主催者あいさつ    テープカットの様子

  

               施設案内の様子 

 午後からは、阿蘇火山博物館主催で「阿蘇山上の復興と発展」をテーマにシンポジウムが開催されました。

  

   講演:荒牧東京大学名誉教授      パネルディスカッションの様子

 また、火山博物館周辺でも、様々な取り組みが始まっています。目の前に広がる『草千里ヶ浜』では、3月2日に熊本県の呼びかけで地元関係者等と協力し、草千里の野焼きが行われました。5月には青々とした草原が見られることでしょう。

  

      野焼きの様子            5月頃の草千里ヶ浜

 草千里ヶ浜展望所では、熊本県が昨年12月に展望デッキを整備し、阿蘇の外輪山の山々や阿蘇中岳火口を一望できるようになりました。

  

               展望所からの風景

 交通面では、阿蘇山上と阿蘇駅を結ぶ路線バスが『阿蘇火山博物館前』に停車することになり、雨の日などでも安心です。待ち時間にも利用でき、たいへん便利になるかと思います。

 また、熊本地震により崩落し、通行不可となっていた烏帽子岳西側登山道は、環境省事業で修復し、3月より利用が出来るようになっています。

 今後も、阿蘇山上ビジターセンターが、阿蘇地域の復興を支援する施設になるよう、官民一体となって盛り上げていきたいと思います。

 阿蘇山上ビジターセンターについての詳細は、Vol.2をご覧ください。