アクティブ・レンジャー日記
ラムサール条約湿地「荒尾干潟」に水鳥・湿地センター建設中
2018年12月13日
野生生物課
みなさん、こんにちは。
九州地方環境事務所野生生物課の鳥越です。
12月も半ばに入り、やっと冬らしい寒さになってきましたね。寒い時期ではありますが、冬鳥が越冬をするために飛来してくるので、野鳥観察の季節でもあります。
有明海に面している熊本県には、渡り鳥の重要な越冬地及び中継地としてラムサール条約に登録された「荒尾干潟」があり、野鳥観察はもちろん夕陽スポットとしてもおすすめです。
※ラムサール条約に関してはこちらをご覧ください。
http://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/
九州地方環境事務所では、荒尾干潟を多くの方々に広く利用していただき、また干潟の保全を推進していくための拠点施設の整備を進めてきたところです。
そして遂に今年度、「荒尾干潟水鳥・湿地センター」の建設工事が始まりました。
工事の様子について少しだけお伝えします。
10月上旬には、建設予定地にて工事の無事を祈る安全祈願祭が行われ、荒尾市役所職員、地区代表者、活動団体、工事関係者の方々が祈願祭に出席しました。
11月には建物の基礎が組まれ、コンクリートの土台まで完成しました。
荒尾干潟水鳥・湿地センターの基礎 浄化槽の基礎
コンクリート土台 検査の様子
現場に行く度に様子が変わっていて、工事の進捗具合に驚きです。
荒尾干潟水鳥・湿地センターの開館予定は来年度となります。
工事期間は大型車両などが増えますので、野鳥観察など荒尾干潟に訪れる方は十分に注意されてください。