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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

小学生が職場体験に来てくれました!

2018年10月25日
慶良間 三石裕弥香

慶良間諸島も朝晩は涼しくなり、渡り鳥サシバが空高く飛んでいる姿を見ると秋を感じますね。

こんにちは、渡嘉敷事務室の三石です。

 10月23日、島内の小学5年生の女子1名が渡嘉敷事務室で半日の職場体験学習をしました。

事務室で国立公園のお話をした後、まずは官用船ル・コライユの見学もかねて掃除をしてもらいました。

今年は大型の台風や、直撃コースの台風が多く、そのたびに船を陸揚げ、風で倒れないようにロープで

固定し暴風に備えました。幸い被害もなくほっとしていますが、砂埃や枯れ葉などで船体が汚れていました。

掃除しながら、

「ル・コライユはどういう意味ですか?」(→フランス語でサンゴです)

「船の免許は何級で乗れますか?」(→2級です。慶良間自然保護官事務所の職員は全員船舶免許を

持っています。)との質問がありました。

窓もピカピカになり、視界も明るくなりました。

続いて、島内にある国立公園の標識探しと、その拭き掃除に出かけました。普段なにげなく通っている所にも

あったりして「ここにもあったんだ!」と驚きもあり、場所と数をチェックしていました。

慶良間諸島国立公園の標識(渡嘉敷島内には6カ所に設置)

写真は島の南端 阿波連岬園地です。

サンゴ等の採取捕獲が規制される海域の標識(こちらも6カ所に設置してあります)

慶良間諸島を訪れた際には探してみてはいかがでしょうか。

見花原遊歩道入り口の掲示板です。潮風や砂埃で汚れていました。

隅々まで拭きながら「ここは何度も来た事があります。松の木が沢山あって、見晴らしが最高」と

話してくれました。

短い時間ではありましたが、国立公園に関わる仕事の体験と住んでいる島の再発見が出来たかと思います。

自然や環境により一層興味を持ってもらい、自分が出来る事を考えたり伝えたりするきっかけになると

嬉しいですね。