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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

官用船メンテナンス

2018年05月31日
慶良間 三石裕弥香

こんにちは。渡嘉敷事務室の三石です。

梅雨の慶良間のはずですが、少雨が続き深刻な水不足の状況となっています。毎日の生活の中で水の使い方を工夫し、節水を心がけたいですね。

さて、慶良間自然保護官事務所は、全国の環境省の事務所で唯一、動力船が配備されています。今回は官用船のメンテナンス作業を行いました。船底やプロペラの汚れは、速度の低下や燃費の悪化などの不便がおきるため、定期的な船底掃除や船底塗装をしています。

まずは水中で船底の汚れを落とします。

昨年9月以来の船底掃除でしたので結構頑固な汚れの所もありました。

↑藻を半分落としたところ

↑ひょっこり顔を出していたギンポ

その後船を陸揚げし、水棲生物の付着や船底の腐食を防ぐ為に専用の塗料を塗布します。

喫水に沿ってマスキングテープを貼ります

「ル・コライユ」は官用船の名前で、フランス語でサンゴを意味します!

↑塗装作業の様子

↑同時に500時間点検作業中。(500時間は運行させた時間です。)

↑塗装後の官用船ル・コライユ

暑い中でしたが、船底塗料の塗布、船体のワックス掛けまで完了し、見違えるほどきれいになりました!

慶良間諸島の島間の移動や巡視に、また活躍してもらいたいと思います。