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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

阿蘇の野焼きシーズン到来!

2018年03月05日
阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

今年は雪も多く冬が長かったですが、野焼きが始まると、春が来る!と少し気持ちが明るくなる感じです。

では、突然ですが、ここでクイズです!

下の竹で作られた棒はなんでしょう?

(ヒント:阿蘇の草原で使われます。)

  1. ①熊手 ②火消し棒 ③たいまつ

(答えは最後に)

千年以上も続く野焼きによって守られてきた阿蘇の草原は2万2千haまで減少し、今や後継者不足や高齢化で維持管理が厳しい状況になってきています。 現在は約2500人のボランティアの方の手をかり阿蘇郡市内の牧野も含め約1万6千haに火を入れます。

そんな中、先日、草原学習の一環で、町古閑牧野で地元のこどもたちも参加して野焼きがおこなわれました。子どものときから草原に触れ、野焼きを体験することが阿蘇の草原を継承するのに大事と言う思いから、国立阿蘇青少年交流の家が地域の方々の協力の元、実行されています。

▲今回参加したのは4年生の児童。班に分かれリーダーさんと準備中。

▲1人ずつ交代で児童が火入れをしました。火がぱちぱちと大きな音を立て広がって行く中、リーダーさんの指示を受け、火を冷静に、かつ素早く入れていきました。