アクティブ・レンジャー日記
熱い!つしまの3月
2017年03月15日
対馬
対馬事務所の蔭浦です。
梅の花もちらほら見られるようになり、だんだん春の気配が感じられる季節となりました。
そんな対馬。3月5日(日)に、佐護地区の千俵蒔山(せんびょうまきやま)で
野焼きが行われました。
「対馬って、野焼きするの!?」と思われるかもしれませんね。
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昔は牛を飼っている人がたくさんおり、そのエサの調達場所として千俵蒔山の草原が利用されていたそうです。農業の機械化でだんだんと牛を飼わなくなり、草原を維持する野焼きも行われなくなりました。
しかし、「かつての千俵蒔山の美しい草原を、後世に残したい」という、佐護地区の方々の思いから、2008年より「千俵蒔山草原再生プロジェクト」として
40年ぶりに野焼きが再開されました。
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朝早くに集合します。朝日がきれい!
全員集合!整列―!
ヤマネコセンター職員からも、4名が火消番のお手伝いをさせていただきました。
みなさん配置について・・・
点火!
燃え広がっていきます!
無事ケガ人もなく、今年も終了です。
地元の文化・伝統を守るため頑張るみなさんの姿は、とてもカッコよくて、楽しそうで、
素敵だなと思いました。
野焼きによって保たれた草原は、昆虫やネズミたちのすみかとなり、
ツシマヤマネコを含め対馬のさまざまな生き物たちの命を支えるでしょう。
★千俵蒔山草原再生プロジェクト★
これまでの歴史は以下のリンクから!
~対馬佐護日記~
さぁ、春の芽吹きが楽しみですね(*^^*)♪
蔭浦