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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

『烏帽子岳・杵島岳ルート』点検と登山道状況①

2017年03月14日
阿蘇 アクティブレンジャー 藤田

阿蘇山遭難防止対策協議会が取り組んでいる毎年恒例の登山ルート『烏帽子岳・杵島岳ルート』の点検に参加しました。

どちらも、熊本地震やその後の水害により亀裂や崩落等が発生しており、通行不可となっていたルートです。3班に分かれて行いました。


【烏帽子岳ルート】

     西側ルートには亀裂多数         50cm程の段差があるところも

 

 

   数年前に整備した階段が左側に崩落している。右側も急斜面

 

    

   烏帽子岳山頂 標柱が傾き、周辺は崩落している

 

 

         山頂東側が崩落している

 

    

 地面が緩くなっているため、山頂は霧が発生するとより危険であるため、阿蘇山遭難防止対策協議会にて注意喚起の看板とロープを設置しました。

 

    

       西側、垂玉ルート合流地点

 

  

烏帽子岳登山については、東側ルートの往復コースが利用できます。

現在、立入禁止となっている西側ルートは、今後、補修工事を行っていく予定です。

 

 

      2015年5月の烏帽子岳

 

  

      2016年5月地震後の烏帽子岳南側崩落の様子

 

 

      2016年12月の烏帽子岳南側の様子

 今後も、崩落状況が広がったりしないか、定期的に監視を続けていきます。