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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

「上段の野トレッキング」活動支援

2017年01月23日
佐世保 佐伯信吾

「上段の野トレッキング」活動支援

(1)日時:平成28年11月6日(日)

(2)場 所:平戸市小田町 上段の野(190m)

上段の野の草原          (上段の野の草原)

平戸大橋から車で1時間弱の場所。

上段の野の展望所。

展望所から志々伎湾及び佐世保方面を一望できます。

西側から北側にかけての斜面は、メカルガヤ、ススキ、チガヤが主の草原。東、南側は林

となっています。講師は、地元で漁業に従事しておられるパークボランティアの稲下氏に案内していただきました。

ワレモコウ            (県内ではここだけの植物ワレモコウ)

スタート、稲下氏は集合場所の説明を始めました。ここは、埋め立ててできた場所で昔は、

川の河口であったため、びっくりするような大きなハマグリやカガミガイ(ハマグリ程の大きさで白く丸く平たい貝)が多く獲れていたそうな。今では、ハマグリがよく食されているが、地元の人はカガミガイの方が味がよかったのでハマグリより食されていたこと、川では天然ウナギを捕って食べていたなど今聞くと羨ましい限りの話ばかり。内容は植物がメインでしたが、町の歴史や上段の野の草原が維持されて来た経緯等も話していただきました。やっぱり、地元のことは地元の人に説明してもらうことが一番だとあらためて思いました。

秋の味覚エビヅル、ムベ、ミカンを食したり秋ならではのトレッキングでした。稲下さん、ユーモアいっぱいの案内ありがとうございました。

まきの実          (まきの実。熟した実は食べられる)

カセンソウ                   (カセンソウ)