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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

錦江湾から湯気がっ!!

2017年01月20日
鹿児島 前平理恵

今季の冬はあったかいなぁと思っていたら、急に寒くなりましたね。

鹿児島市でも雪こそまだ降ってはいませんが、やっと冬らしくなってきました。

寒いのも朝起きるのも苦手な私は、ついついお布団の中でぐずぐずしてしまいます。

   

しかし、そんな寒い朝こそおでかけです!

桜島が浮かぶ錦江湾。

国立公園に指定されている錦江湾奥に朝方行ってみると、なんと海から湯気がっ!!

錦江湾の水面から湯気のように気嵐が立ち上っています。

   

ついに錦江湾まで温泉になりましたかー。

鹿児島やりますね~。

では、ないです。

   

これは「気嵐(けあらし)」と言って、水温が気温より高いときに発生する蒸気霧です。

温かい飲み物から湯気が出るのと同じ原理です。

   

時間とともに光景も変化し、気嵐の中に浮かぶ桜島は、いつもとはまた違う悠然さがあり魅了されます。

朝焼けと気嵐の中に浮かぶ桜島の姿はまた一層魅了されます。

       

よくよく見ると、まっ白なもくもくの中に人影が!

真っ白な気嵐の中に船に乗った漁師さんの姿が見えました。

  

漁師さんでした。何を獲っているのでしょう。

もうもうと立ち上る気嵐が風にのってふわっと流れる様子は、いつまででも見ていられます。

しかし、朝日が昇って気温が上昇するとこの気嵐は消えてしまいます。

  

さて、この気嵐、上から見たらもしや雲海みたいに見えるのでは!と期待るんるんで高台にある寺山公園に行ってきました。

上から気嵐を見てみると、錦江湾の一部でしか発生してないことが分かりました。

  

あ...れ?

  

思っていた光景とは違いました。。。

この日の条件が悪かったのか、気嵐が発生していたのはほんの一部の水域でした。

もしかしたら気象条件によってはもっと広い範囲で見られるのかもしれません。

  

気嵐は、よく晴れた寒い日の早朝に見ることができます。

鹿児島出身の私ですが、こんな現象が見られるなんで知りませんでした。

早起きして冬ならではの光景を見るさわやかな朝もいいものですよ。