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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

フィールドサインを探せ!くじゅう子どもパークレンジャー

2016年08月03日
くじゅう 兒島音衣

こんにちは!

毎日暑い日が続いていると思いますが、みなさん元気ですか?

くじゅうは標高が高いため、夏でも涼しくて過ごしやすいです♪

事務所前の園地では、木陰で本を読んでいる人や、お昼寝をしている人、ピクニックをしている家族がいたりします(^^

さて、先週は久住高原の沢水(そうみ)キャンプ場で「子どもパークレンジャー」が開催されました!

子どもパークレンジャーとは、未来を担う子どもたちにレンジャーの仕事を知ってもらおうという事業です。国立公園の保護管理を行うレンジャーはさまざまな仕事をこなしますが、そこに生息する生きものを調べるのも仕事のひとつ。ということで、くじゅうに生息している動物を調査してもらおう!と子どもたちと森の中を歩き、動物の痕跡(「フィールドサイン」といいます)探しをしました。

山道を歩くのも初めてという子もいました。森の中では何がみつかるかな?



早速何か見つけました!何だろう~?

タゴガエルでした!森の中で生活する、小さなカエルです。

イノシシのお風呂も見つけました!

「ヌタ場」といって、イノシシはこのような泥の中を転げ回ることで体についた寄生虫を落とします。

子どもたちは熱心に調査していて、ネズミやモグラの穴、シカのフンや足あとなど、色んなフィールドサインを見つけました!

森の中を歩く。ドキドキ。  (中)シーボルトミミズ    (右)シカの足あと

夜ご飯は自分たちで作りました。

材料を切るだけではなく、火を起こすところから自分たちで行いました。それも、ライターやマッチは使わず竹や火打ち石を使った火起こしです!竹をこすりあわせることで火がつけられるのには私もびっくりしました!(竹を使った火起こしは難しくて、最終的にはみんな火打ち石を使って火を起こしました)

キャンプで食べるカレーはやっぱりおいしい!みんなで作ったおかげだね!

翌日は、登山道や沢水キャンプ場周辺に設置したセンサーカメラで撮れた動物の説明をアクティブ・レンジャー兒島が行い、さらに動物についてのもう少し詳しいお話を専門家の方にしてもらいました。森の中を歩いたときは実際に動物を見ることはなかったけれど、動物はたしかに棲んでいると感じてもらえたと思います。

たくさんの生物が生息しているくじゅうや、国立公園をこれからもずっと守っていくために、この中から将来レンジャーになる人が出てくれたら嬉しいです。