アクティブ・レンジャー日記
夏はウミガメの産卵シーズン
2016年06月13日
奄美
うがみんしょ~らん(こんにちは)!
アクティブレンジャー 木元です。
ウミガメの産卵シーズンがやってきました。
奄美大島には毎年たくさんのアカウミガメとアオウミガメが、産卵のために砂浜に姿を現します。
奄美野生生物保護センターでは、ウミガメの産卵時期にあたる5月中旬から8月中旬に
週2回の頻度でセンターの位置する大和村の海岸を歩きます。
砂浜のあちこちに残されたウミガメの足跡と産卵跡を探し
どの種類がどのくらい上陸し、産卵しているのかを調べます。
さて、どちらがアカウミガメでどちらがアオウミガメの足跡でしょうか。
正解は
歩幅が広く、ぼこぼこと左右交互に残る足跡は、アカウミガメです(左写真)。
歩幅が狭く、左右対称できれいに細かく残る足跡は、アオウミガメです(右写真)。
ある浜で、石の間をたくさん歩き回った跡がありました。
産卵にちょうど良い砂地を見つけられず、この日は産卵できずに海に戻ってしまったようです。
別の浜では無事に産卵を終え、まっすぐ海へ帰っていった跡を確認しました。
夏場の日中に日陰も無い浜をひたすら歩くのには、気力と体力が必要ですが
今年は一体どのくらい上陸し、産卵してくれるのか、楽しみです。