アクティブ・レンジャー日記
2015年10月3日のドラマ!?【雲仙地域】
2016年02月29日こんにちは!雲仙では、寒波がまた到来し、「寒いな~温泉入りたいな~寒いな~」と呟いている間に、
早くも2月が過ぎ去ろうとしています。
もうすぐ春がきて、雪景色としばらくお別れになるのも寂しいなぁ~、と思っている瀬戸口です!
さて、AR日記でも何度かご紹介してきた「雲仙岳百景Ⅱフォトコンテスト」ですが、
1月末で応募受付が終了しました!ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!(*^_^*)
後期も沢山のお写真をご応募頂き、表情豊かな雲仙岳のお写真が沢山集まりましたよ~♪
これで、雲仙岳の魅力をより一層深くお伝え出来るようになったと思っています!
後期の応募作品は、前期・中期に引き続き、雲仙岳が大好きな雲仙地域パークボランティアの皆さんの
ご協力を得て審査を実施しました。最後の作品の審査まで「キレイか!すごか!」と声があがっていました。
近々、後期優秀作品を発表予定です。お楽しみに~♪
(雲仙地域パークボランティアによる審査の様子▲)
さて、今回のフォトコンテストでご応募頂いたお写真を整理していると、「あれ!?あれれ!?」と
気になる事実を発見しました!ヒントは【2015年10月3日】。
今年の秋~冬は、晴れの日が少なく、晴れの日でも霞がかかって雲仙岳が見えない日が多かったのですが、
その日は上空の空気が澄んでいて、雲仙岳の山頂部は雲がゼロ。その風景を撮影しようと、各地でカメラを
構えていた方がいらっしゃったようです。10月3日撮影の写真が9作品、応募されていました。
応募作品と、その他ご提供いただいた10月3日の作品(12作品)から、一部ご紹介致します。
●まずは、雲仙岳の北側の福岡県大川市から。
(撮影:加藤 光夫氏)
写真左側(東側)に低い雲がたなびいて、その下が霞んでいるのが分かるかと思います。
●北東側の大分県くじゅう連山(久住山)から。
(撮影:くじゅう・田中AR)
雲仙岳から約100㎞のくじゅう連山。雲に浮かんでいる島のようにも見えませんか?
●東側の熊本県の阿蘇草千里から。
(撮影:西尾 隆一氏)
阿蘇山(俵山)の奥の雲の上に、ひょっこりと見えているのが雲仙岳です。
●南東側の宮崎県 / 鹿児島県の霧島連山(韓国岳)から。
(撮影:岩元 正志郎氏)
100㎞以上の距離から、雲海越しに雲仙岳がみえるのです!
●最後に、島原半島上空から。
(協力:株式会社ソラシドエア)
北東~南東側から見えた雲海や霞が、手にとるように近くで確認できます。
この場で全ての作品をご紹介出来ないのは非常に残念ですが、各県様々な場所から少なくとも
10名が"2015年10月3日"に雲仙岳を狙っていたということが分かり、とても嬉しく思いました!
まさに、2015年10月3日のドラマ!\(^_^)/
雲仙岳に沢山の方々がカメラを向けられた、素敵な1日のご紹介でした~♪